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迷走期を経て結婚

IT企業の走りだった会社を辞めた私は、迷走期に入るのでした。

法に触れること、倫理に反することはしなかったけど、立派な生き方ではなかった。詳しくは別の機会に、別の形で書こうと思うけど、一言で言うと依存症な時期だった。

男に依存し、お金に依存していた。


それでも、そんな時期を振り払い、まともな会社に入って営業事務をすることに。

営業事務の部署にいた女性たちはみんな強く、弱気な私はあっという間にマウントを取られ、お局様のサンドバッグ状態でした。

みんな同じような間違いても私だけめちゃくちゃ怒られたり、私にだけ差し入れのドーナツをくれなかったり、ミスは全て私のせいにされたり、「あなた程度のスキルで残業代出ると思わないで」とか言われたり、数えきれない。なんであそこまで言われてたんだろうw

仕事自体、全然楽しいと思えなくて、でもその会社は比較的年齢層が若く、同年代のみんなで定期的に飲みに行ったり遊びに行ったりして、それはとても楽しかったんだよね。


ただ、早くお局様から逃げたかった。漠然と、さっさと結婚して退社したかった。


当時付き合ってたのは、百道にある大きな病院のレントゲン技師だった。

この人と結婚したら、きっと専業主婦で楽に生きていけるんだろうなと、淡い期待が膨らむ。

でも、うちが母子家庭だと知ってから、だんだん連絡がなくなっていった。

母子家庭で差別されることには慣れていたが、家庭環境がどーのこーので結婚を考えていた相手と別れたのは2度目だった。

さすがに悲しくなる。

でも立ち直りの早い私は、さっそと切り替えて別の人と付き合い始める。


彼は田舎の三男で大企業勤務。収入も悪くなかった。優しかったし。

だから結婚した。


教訓:仕事から逃げたいという理由で、結婚を焦ってはいけない。


この人と結婚したから今の私があるんだから、結果的によかったんだけどね。子供たちも私が産んだのか????と思うくらい、いい子だしかわいいし。

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