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2024年 夏夏夏

夏バテと多汗症のダブルパンチで疲れが出た。ともかく最近はセミが激しく至る所で彼らの猛攻にやられ、快晴なのにポツリと顔にしずくが垂れるので間違いなく奴らだ!!と憤りを露わにしつつ、自転車を走らせている。

ようやく一日のスケジュール表を決めた。何故決めたかといえば、一日だらだら作業をしたくなかったからだ。だらだらする事は罪悪感を生み、罪悪感は人を仕事に駆り立て、ブルシットジョブに向かわせると思った。いつも懸命に働いてくれる親が眩しく見えて仕方がなかったので心の内を話した。肉体労働とクリエイティブな仕事は違うと諭されたのだけど、親だけじゃなく日常的に半日以上働く労働者諸君を見ていると、一日2から4時間の間しか作業をしない自分があまりにも怠けているように見えて辛くなった。まぁとにかく悩んでいるのも無理に頑張るのもアホらしかったので、これ以上努力の余地はないスケジュールで頑張ることにした。

これは膨大な時間(5分)をかけて練られた一日のスケジュール
  1. 起床してからの30分ないし1時間。日光に20分当たる。今日済ませる仕事を書き出す。食事や飲み物の準備をする。

  2. 4時間仕事をする。まさに一日の成果がここで決まり、主にプログラミング作業になる。タバコは案外時間を取られるので、作業中は吸わないようにしたい。

  3. 12時間の自由時間・・・もう仕事からは完全に離脱して、読書の習慣もここで済ませる。

  4. 7時間はしっかりと睡眠を取る。寝る2時間前はスマホやゲームを遊んだりしない。カフェイン等を取らない。

    以上が毎日のスケジュールにした。どうしても都合で崩れることはある。

午前4時に自転車で暗い橋の上を走らせている時に、俺はもう本当に頑張りたいと思ったのだけど、こんな夜更けの時間にもいろいろな人と道中すれ違う。一体、彼らはどんな事をしているんだろうと思ったのだけど、つい最近ハマった三茶のボルターガイストの話題を思い出し、もしかしたら異形の者なのかもしれないと思うとゾッとして、体中に冷や汗が噴き出て思わずスマホを取り出して笑点のBGMをYoutubeで検索しようとするときに、まてよと思った。彼らに脅かす意図がないならビビるのも失礼じゃないかと思い、Youtubeのアプリも指でスライドして消して、心を穏やかに自転車を漕いだ。漕ぎまくった。気が付いたら自宅に着いて、風呂に入った。風呂に入っていると、43度で追炊きしてない事に気づいた。深夜に42度の字面はあまりにも怖すぎる。死を連想させる。でも43度は怖くないし、熱々の風呂で大好きだ。41度は悪くないけど、疲れた体にはあまりにもぬるいのだ。灼熱の追炊きも済んで風呂の中でうとうとしていると、とある溺死したAV女優の事を思い出して、心臓がバクバクして眠気が一気に覚めた。まだまだ気持ちよく死ねそうにはないと思った。風呂上りで髪の毛は少し生乾きだったけれど、とにかく明日もスケジュール通りに過ごせればいいなと期待を込めて、そのまま寝た。朝起きて髪はちょっと湿っていた。


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