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新しい道路より、地域公共交通だと思うんだけどな。

ローカル線の今後を3年で決める!?

地域の鉄道路線、いわゆるローカル線の今後についてのニュースが、ここ岡山でも多く報じられています。
今日、国交省の有識者会議が出した提言も大きく報じられました。
一定の基準以下の路線について、国・自治体・事業者などによる地域協議会を作り、3年以内に存続か廃止の結論を出すようにとされています。

提言の詳しい内容などはこちらから


1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が平時で千人未満などが目安。協議会設置から3年以内に鉄道を存続させるかバスなどへ転換するか結論を出す。

上記の山陽新聞記事より

しかし、岡山県内の該当地域の自治体は、地域協議会に参加しない方針を表明する自治体も多くありすんなり提言どおりに進みそうにはありません。
また、提言ではローカル線を廃止し、バスに代替する場合などの国の支援にも触れられています。

今、ローカル線を使っているのは

いま、ローカル線を日常的に使っている人の多くは、おそらく学生(通学利用)ではないでしょうか?今回の対象路線ではないですが、ローカル線の駅の前で政治活動をすることもあります。朝夕は学生がメインで利用し、日中は高齢者が利用。近くに観光地や山歩きスポットなどがあると、日中に観光客がちらほらというパターンが多いです。(コロナ禍でもあり、今の状況は特殊ですが)

今後高齢化の進行に伴い、免許を持たない方の割合が増えてきます。今回の提言では、自治体をまたいでのローカル線が対象となっており、主に同一自治体内の地域のバス路線とは異なる役割です。買い物やかかりつけ医のところに行くなどの地域内での移動とは違うかもしれませんが、ローカル線も生活のために大事な存在であることに間違いはありません。

仮に高校に通うための電車が近くからなくなれば、地域には今後若い世代の移住者は間違いなく減ってきます。
現時点でも、子供が高校生になり、子供が小さい頃には考えていなかった公共交通と暮らしとのつながりを考え出している移住者・Uターン組の方の話も多く聞きます。
小中学校であれば、徒歩や通学バスや短時間の車での送迎で通学できます。しかし、高校進学を考え通学の手段を考えたときに、近くに駅がないと一気に進学先候補が狭まる状況がすでに起きています。

国が地域公共交通の支援を

便利かもしれないけど、なくても大丈夫な車があまり通らない山の中の新しい道路が岡山でも毎年のように完成しています。
もちろん、僕も使うことがあります。それまで1時間かかっていた所が50分でよくなる。たしかに、新しい道便利なんですが、なければなくても以前からある道もあるので困りません。

僕は、ローカル線という免許・車がなくても移動することができる手段。生活の幅を広げることができる手段にも、道路予算を一部回すことができないものかと思っています。

まだ、勉強途中です。このテーマで、おすすめの本や報告書などあれば教えてください。


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