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結婚について考え終わった

結婚について考えて、自分なりに整理した。

そのうえで、彼氏に話をした。
結果として事前に準備したことの半分くらいは話せた。
うまく伝えられなくてまだ消化不良な部分もあるけれど、いったん改めて整理することにする。


伝えたことによって、二つ良いことがあった。

一つ目は、自分が何をしたいのかがはっきりわかったこと。

もう一つの収穫としては、私といて落ち着くかという問いに対してかなり確信的な返事がもらえたこと。落ち着くらしいので、よかった。
彼が強く頷いたことに乗じて、
「付き合ってわかることには限度があるから、”一緒にいて落ち着く”をクリアしてるなら、結婚してみたらいいと思うよ」
と推しておいたが、これに関しては「何言ってるかわからない」そうです。私だってわかんないよ。冷静になったら負けだぞ。
それでも、結婚の提案に対してはうん、いいよ。との返事をもらった。やったね。


一点目に戻って、話してやっとわかった、自分のやりたいこと。
まず、私は一緒に住むことや家庭を作ることに、今はあまり興味がないとわかった。
一人が好きだし、「家庭」というものの意味が輪郭だけでも捉えられ、心から自分の家庭を作りたいと思うのは、もう少し先な気がする。
彼氏とお互いに独身生活を心ゆくまで楽しんでから、新たなステージとして結婚生活を送るのが理想だ。

また、プロポーズ、結婚式、子育て、等々結婚に付随してくるいくつかの項目に関しても、今は興味がない。素晴らしいライフイベントだと思うと同時に、自分の身には起こしたくないという僅かな抵抗感すらある。
上述3件に関しては、友人や親戚のをお祝いさせてもらえるぐらいが、自分にはちょうど良いのかなと感じる。
この価値観も移ろうだろうけど、今のところは。


では結婚を通して何が欲しいのか。

私は、今、結婚した状態になりたいのだ。
既婚者になりたい。
若くして結婚した人として生きていきたい。
では既婚状態になると私に何が起こるのか。結局私は、ステータスを求めているのか?
彼氏に話して、一緒に住む話になって、なんだか違うと気づいて、一晩寝て、整理して、やっと、以下三点が私を結婚に惹きつけていたのだとわかった。

・関心ごとが減り、仕事に集中できる
・恋愛のフィールドから撤退できる
・お祝いしてもらえる

これらをさらに、自分の言葉にできるまで噛み砕いてみた。
(咀嚼することに集中していたら電車を乗り過ごし、さらに乗り換えたホームに携帯を置き忘れたが、なんとか言葉にできた。)

・関心ごとが減り、仕事に集中できる
ここでいう”関心ごと”とは結婚、”仕事”とは、転職を含む、広い意味でのライフプランのこと。
今、仕事も結婚も決めきれなくて人生の見通しが立たない。この状態が私にとってストレスで、どちらかを決めてしまいたい。
仕事から手をつけようとしたが、しばらく決めきれそうにないので、結婚に手をつけた次第である。気持ちのうえで迷いのない人に会えたので、私としては、入籍をして、それに伴う手続きや気持ちの整理にいったん集中して、それから次に、仕事のことに集中したい。

・恋愛のフィールドから撤退する
結婚していないからと言って、お声がたくさんかかって困る…ということは全く無いが、若くて独身であるという理由で無条件に恋愛のフィールドに立たされているのは日々感じる。
大学生の頃は女の人として見られることが新鮮で楽しかったけど、嫌な思いをすることもあるし、もう、今の彼氏に気持ちが落ち着いているので、撤退して次のステップへ進みたい。
彼氏がいます、では撤退扱いにならないが、結婚してそれが周知の事実になれば、完全撤退に近い。(私基準)

上の二つをざっくりまとめると、「結婚して落ち着きたい」となる。さらに、

・お祝いしてもらえる
友人と話していて納得した考え方として、誰に祝われたいか、が自分にとっては大事だなと思った。今の職場環境がとても気に入っているので、せっかくなら、今周りにいる人たちにおめでとうを言われたい。数年後には今の職場にいない可能性が高いので、これが、「今」結婚したい理由の、実は結構な割合を占めていた。
この発想は友人と話したり、または祝われているのを見たり聞いたりしないと出てこなかったけれど、「結婚したら起こること-気持ち編-」として面白い観点だった。
自分の傾向として、理屈で物事を推し進めようとするものの、いざ動き始めると自分の気持ちの微妙な変化にこだわる節があるので、これは的を射た視点だと思う。


というわけで、話したことによって初めて、自分の希望が明らかになり、彼からの回答も得られた。

そして三点目に得たものとして、良いか悪いかはわからないが、今すぐ結婚したい、という気持ちは落ち着いた。

「入籍」と「一緒に住むこと」をセットだと思い込んでいたから、自分の本当の希望がわからなくなっていたけど、そこを分けて考えられたことでずいぶんすっきりした。理由が明確化できておらず、なんとなく欲しい、という状態が一番執着心を掻き立てるのかもしれない。

そして結婚したい理由がわかった以上、「今すぐ」すること、さらに言えば「今週入籍を決める」ぐらいのスピード感が重要で、それができないなら急ぐ理由はないと感じた。そのうえで、今の自分にはできないな、と感覚で理解したら、一気に熱がどこかへ行った。
「入籍」と「一緒に住むこと」を分離させるには彼氏とお互いの家族を納得させる準備が必要だということにも思い当たったし、現実的な手続き等を考えたら待って待って、という気持ちになって、自分の心構えの足りなさにも気が付いた。

まぁ理屈抜きで(ここまで解説しておいて理屈抜きで、)彼氏に話したことによって、なんだかすっかり気持ちが落ち着いてしまったのだ。
こうしてきちんと話すことさえできれば、私も、彼氏も、好きなように人生を組み立てることができる。それがわかって安心した部分もある。

そして得られた結果以上に、これまで自分の希望を通すために準備をした記憶がない私としては、今回彼氏に話ができたこと自体が有意義で、面白かった。
自分の気持ちや考えを伝えるという作業を、やってみれば少しはできたというのが嬉しい。
上手く伝えられなかったことの方が多いけど、大前提として、彼氏とだから結婚したいということは伝えた。これを言い忘れなくてよかった。これさえ伝わっていれば、後はなんとでもなるような気もする。

ここ一ヶ月でもこんな調子なので、数年後何かが決まる頃には言うことがすっかり変わっているのかもしれないし、今の彼氏と一緒にいるかもわからないけど、
自分の希望だけじゃなくて、伝え方や相手のこと、周りの人のことを考えられるようになるまで、私にはまだもう少し時間が要るだろう。
色んな人の結婚観に触れながら、じっくり過ごしてみたい。

終わり



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