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かつて萌え系の漫画描きというフリーランスだった頃の反省点について(当時の収益付き)

前回記事からまた日が空きましたけれど、今後活動記録していくにしてもまず前回、漫画専業だった頃から病み気味になって活動休止に至った反省を書き留めておくことに。

自己紹介でも書いたように、かつて自分は漫画専業で生活してた頃がありました。
ジョナサンのバイトとも並行してたのが2年くらい?
そこから定期的に描くようになって専業でどこまでできるか試したいと言って5年くらい?

こんなんです…ひい恥ずかしい!!やめて!見ないで!あっでも女の子はやわらかそう!えらい!

…とはいえピーク時で月40万程度が年に2回くらい、平均としては16万程度で後半はどんどん低下(定期+他媒体の他部分が変動)していき、毎月描いてた雑誌が廃刊してからはやがて10万を切ることも増え、むしろ赤字になった頃、写真にハマって貯金が尽き、活動休止を余儀なくされたというものですが。

今ならわかる反省点を振り返り、今後の糧としたいものです。

・準備不足で勢いでなった
貯金(120万ほど)と定期的な仕事(20万くらい)を確保し、バイト先のジョナサンにも「半年くらいで戻りたい」との意向を伝えてから、専業となった…ので、まあそこはそんなにわるくなかったと思うのですが、(下に続く)

・基礎力がついてなさすぎ
これがかなりの問題な気が…デッサンやアシスタントをするべきでした。
いえ、共にやったんですがデッサンは3ヶ月ほどで辞め、アシスタントも何回かやったものの明らかについていけず2〜3回で呼ばれなくなる×3人ほど…

今にして思えば良いところに当たるまでガチャ引けばよかったですし積極的にやりますよと言えばよかった、が、背景の描き方がまるで分からなかった…少しは分かるようになるのは約7年後、背景美塾さんに行ってようやくでした。

・バイトするべきだった
アシスタントでなくともバイトして最低限の生活費くらいは押さえとくべきでした。
戻るといったジョナサンの店舗が半年で撤退、当時は順調だったのでそのまま専業で続けてしまったのが、大反省点でしたね。

余裕のあるうちに良い職場ガチャを回せばよかった

・営業・発信しなさすぎ
当時はSNSと言えばミクシィ全盛、後期にpixivが出てきましたがそこでもっとアップしていくべきでした。

・メンタルケアを大事にすべきだった

下手だー

ダメだー

と自分を追い詰めてばっかでした。

そして時間がなくなり、また余裕が無くなる悪循環。病んでしまったのもそこです。

いやあよくない。とてもよくない。と言えるようになったのもごく最近ですが、好きと言ってくれる方も多少いてくれたんだからもっと自分を労ってやればよかった。

むしろその方がもっと速くうまくできたのではと思えます。

よかったこと

ただ、よかったこと、これからもやっておきたいことなどもあるのでそれも書いておきます。

・生活自体は最高、今も夢に見る
そんなんですが、基本的な生活そのものは最高でした。
時間は自由、場所も自由(まあだいたい国分寺駅のドトールで作業してたんですが。懐かしい)ずっと漫画のこと考えて描く、好きな人とだけ会う。

理想的でしたし、今も叶うならやりたいくらい。
ただ、やはりだらけてしまうので週2〜3日だけ雇われながらが一番ですね。
そんな都合の良いところ…をこれから探したいです…

・倹約はしてた
家賃3万、娯楽費といえば漫画かボードゲームで月に1万程度
人と会わないと本当に娯楽費が少ない、えらい

まあこれが写真にハマって一気に瓦解するんですが!
なにしろ服買わなさすぎて毎撮影ごとに服買ってた…

・〆切は守ってた
こればっかりは!
とめちゃくちゃ苦しいながらもなんとかしてました。
いえまあ、あと半日あげるからここ描き込み増やして、描き直して、というのもよくあった(修正なしは無かったのでは?)ので厳密には違うんですけども。

ゲームばかりしてしまってた(マイナー漫画家ではホントによくある)というのは無かったです。はい。むしろ何度か埋め合わせしました。それだけはえらい。

総評と今後

さて、その後写真にハマってお金が無くなったのと絵を休んだ分、メンタルは回復して
画像切り抜きの仕事を得て、これが幸い性に合ってまして続けることが出来た、というのは前回のとおり。

それから今また、
萌え系から一般向けにジャンルを変えて絵を勉強し直したところ
とても楽しく、
生活費の算段にはなお不安を残しつつも

今度は病まないぞ…!!

というのを念頭にしていきます。

後悔はしてないですが、
もう萌え系の絵は描けなくなり、
世間的にはもはや26〜32歳くらいまで何もしてなかったに等しく、
写真も絵もまとまった学校に行ったわけではなく、
会社で経験を積んだといってもPhotoshopの画像切り抜きだけ、

そこからデザイン会社に転職できて「やった!」と思いきや10年に1度レベルで合わなくて、
かなり絶望的で助けて…って感じなんですが
そんな義理なんか誰もないので
どう世間の役に立てるかを考える次第です。

一般向けの絵の勉強は楽しいということと、
なにかを教える/案内することに
適性や充実感や使命感を覚えてることが
いまの唯一の希望なんですが、うまくいくのか…なにより生活費を稼ぐための仕事を見つけないといかんのですが!

さてそれをどうしよう



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