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Horizon Workrooms体験記(導入編)

Oculus Quest 2買ったのでメタバース体験してみようと、バーチャルルームで会議ができる「Horizon Workrooms」を使ってみました。
チームメンバーが物理的に離れていても、アバターで同じテーブルにつき、画面共有やホワイトボードといったツールを使いながら臨場感あるミーティング、ディスカッションすることができます。


Horizon Workroomsでできること・すごいところ

  • 現実のデスクをスキャンして、デスクの位置をリアルなデスクと同期できる(複合現実)

  • 自分が使っているPCとキーボードをVR内に持ち込める(リモートデスクトップ)

  • アバターを作って参加できる

  • コントローラーなしで操作ができる(ハンドトラッキング機能)

  • 喋っている声とアバターの口の動きが連動する(リップシンク機能)

  • 会話できる(空間オーディオで会話に奥行きが出る)

  • 画面共有ができる

  • ドキュメントが作成できる

  • チャットができる

  • バーチャルなホワイトボードにアイデアを書き、内容を共有したり書き出したりできる(立って書く大きなホワイトボードと、デスクの上に書くホワイトボードがある)。コントローラーを裏返してペンのように使う。

  • ミーティング用、ディスカッション用、プレゼン用とテーブルレイアウトが複数選択できる

  • いくつかルームテーマが用意されている。部屋のポスターに好きな画像・ロゴを反映できる

  • VRゴーグルがなくてもビデオ通話で参加できる


アカウント作成

まずはWorkroomsのサイトでアカウントを作成し、新しいWorkroomsチームを作ります。つぎにOculusストアで「Horizon Workrooms」アプリをQuest 2にインストールし、画面の案内に沿ってVRヘッドセットをペアリング。
PC側ではOculusリモートデスクトップアプリをダウンロードしてインストール。起動してOculusリモートデスクトップにログインします。

アバターを作成

アバターは多様なカスタマイズが可能。目、鼻、口、髪型など顔のパーツや服装、めがね、アクセサリーなどを選んでいきます。

アバターエディター画面


Workroomに入る

作成したWorkroomに入室してみます。目の前にテーブル、部屋の中には大きなホワイトボード。窓の外には緑が広がる。いい感じの会議室です。どんなに狭い場所でも、Macbook ProとQuest2があれば広々とした仕事場が確保できるんだなぁ…。
アバターはハンドトラッキング機能で指の一本一本がVR上に再現され、コントローラーを使わずに操作が可能です。自分の体がバーチャルの世界で連動している感覚。すごい。そして当然、他の人から見ると身振り手振りが再現されて見えるのですね。

座席を変更できます
テーブルレイアウトやルームテーマ設定画面。ポスターをロゴに変えたりできます


リモートデスクトップ

Oculusリモートデスクトップアプリを使って、VR内で自分のMacbook Proにアクセスして作業できるようにします。対応しているキーボードであればVR上で位置合わせをして使用可能。視覚ではバーチャルだけど実物のキーボードを触っている…。なんとも不思議な体験です。
さっそくブログを書く練習。いつもの作業も、とても新鮮。

なお「パススルー」をオンにして、実物のデスク上のキーボードをVR上に投影することができます。いまのところこっちのほうが実用的かも。

PC作業はやや遅延感じるので実務にはいま一つかなという印象でしたが、まだベータ版なので、今後の進化が楽しみです!望むのはマルチディスプレイと、画面の位置や拡大率を自由に設定できたら嬉しいです。

ホワイトボード

周りの空間の好きな場所に仮想のホワイトボードを作り、自由に書き込むことができます。コントローラーを逆手に持つとか斬新なアイデア!実際は空中に書くことになるのですが、振動で設置面感じるので実際に書いている感覚があります。


コントローラーを逆さに持つとペンになります
参加者から見たぼく

また、デスク上にもホワイトボードを出すこともできます。書いた文字は大きなホワイトボードに同期されます。

導入の所感

視覚でバーチャル空間を捉えながら、自分の体と連動したり、同期された実物のデスク上で実物のキーボードで操作したりという複合現実の世界がとても新鮮でした。

この時点でまだ会議を試せていないのですが、臨場感ある中でのコミュニケーションは円滑になりそうな予感。
デバイス揃えたり、会議のたびに起動・入室など準備が必要だったり、長時間のゴーグルの装着で疲れたり眼精疲労あったり…などいろいろ障壁・負荷もあるので、普段使っているZoom、Discord、oViceなどに今すぐ取って代わるのは難しいかもですが、メタバースはもうここにある!を実感できて、個人的には前向きに、これが実用化できたら嬉しいなと、ワクワクできる体験でした。

リモートワークが定着してきた中でも課題はあります。特に「みんなで一緒に働く、チーム力を発揮する」ための、これだ!といった答えは見つかっておらず、試行錯誤は続きます。みんなで働く実感がもてる環境づくりに力を入れようとすれば、今後自ずとメタバースは選択肢に入ってくるのかと思います。

それから、仮想空間での自分の存在に愛着がでてくると、NFTでの経済活動も現実味を帯びてくるのだろうなと思います。これらのことはまだ勉強し始めたばかりで、僕自身ただただはしゃいでいる状態ではあるのですが、今後が楽しみです。

まだWorkrooms上での打ち合わせが実現できていないのですが、近日中にやってみたいと思います。そうしたらこの記事に追記するか、新しく記事を書いてみたいと思います。

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