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原田マハさんが大好きな訳

私は原田マハさんが大好きだ。
大好きな人は沢山いると思うんですが、とにかく読んでいて発見ばかり。
初めて手に取った本は『楽園のカンヴァス』


フランスに刺繍の勉強をしに行っていた友人の家に遊びに行った時、一緒にルーヴル美術館に行った直後、帰りの飛行機で読んでみてと貸してくれた。
帰りの飛行機で何ページか読んだら、ぐっと原田マハさんの世界に引き込まれた。。。。
美術のことなんて全くわからないし、感覚的に素敵だな、美術って歴史的背景すごいそれくらいのイメージ。
私は昔から絵が下手くそだし、美的的センスもゼロにちかいんですが、私はとにかく歴史が大好き、この楽園のカンヴァスにはミステリーを紐解いていくようなそんな面白さに惹かれました。内容をもう一度思い出すみたいな、こと細かいことは覚えてないんですけど、最後に人生観を振り返るような気持ちに毎回なります。


2021年『総理の夫』原田マハさん著が公開、現在アマプラで配信中なんですが、中谷美紀さん演じる女性初の総理大臣と田中圭さん演じる大企業の息子だけど、鳥が大好きすぎて、研究に没頭する夫。
ある日出張から帰ると、自分の妻が総理になっていた〜みたいなお話です。
この話も、私の心を揺さぶる出来事がありまして、昔から感じていた社会に関する疑問とか、年功序列の社会だとか、色んなことを最後にスカーっとモヤが消えるようなお話しです。
政治って難しいし、関係ないと思いがち、20歳になったら当たり前にいくシステムみたいな感じですが、そうはいっても興味でない。
このお話は難しいことは考えずに、ぼーっとおもしろがてみれる作品だなと思います。
女性だからとか男性だからとかって言葉に引っかかりが昔からある人におすすめのお話です。。。私のことww


あと二つほど好きな作品がありますので、また後日追記します。

ここからは追記

こんな話の作り方って面白いと思った作品


『本日はお日柄もよく』

OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。

これは背表紙に書かれている後ろがき。この本を手にしたのは、本好きの先輩が読み終わったからあげる〜っと下さったのでした。

読み終わった時に、言葉の魔力みたいなものを感じました。言葉で人はこんなにも感動するんだと思えましたし、1人の人間が言葉を通じて人生観が変わっていく様も面白かったです。

自分がまだこの小説の中に取り残されているような気持ちになる不思議な作品です。

ここまで書いて、他にも好きな作品はありますし、お話ししたいこともたくさんあります。

友人が勧めてくれなければ、原田マハさんの作品に出会うことはありませんでした。忘れた頃に不思議と友人がおすすめの一冊としてマハさんの作品を、もう一度思い出させてくれるということが2度ほどありました。しかも全く関係のないルートなのに、マハさんの作品は私の元へとやってきます。

きっと何かしら私にとって必要な何かがマハさんの作品には描かれていて、タイミングよく私の元へ来てくれているんだろうなと思います。

本を選ぶ理由は人によって様々だと思いますが、時間やタイミングを選んでやってくるそんな本が世の中にはたくさんあるんだろうな、そんなことを思いました。

こんな面白いお話が書ける作家さんの脳内はどうなっているのか、どんな生活をしていたらこんな素敵な作品ができあるのか、聞いてみたいものです。




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