野党国対委員長会談ブリーフ 2020/12/09


野党国対委員長会談ブリーフ 2020年12月9日
https://youtu.be/o5wJrGQlg_E
原口一博

野党国対委員長ぶら下がり(9:30~野国連終了後) 2020年12月9日

安住委員長
 厚労委員会が間もなく野党側の質問が始まりますので、合意点だけ申し上げます。まず予備費の使用について意見を交わしました。結論から申し上げますと、3700億円のうちの3000億円をGo Toトラベルに使うことには反対すると。医療対策に使うべきであって、今この状況下でGoToトラベルに対して3000億円の予備費を使うべきではないと。このことについては金曜日に、予算委員会の理事懇談会で政府側に問い質していくということで、野党側は一致しました。私どもの考えは、追加経済対策を含めて、経済に軸足を置きすぎており、今は医療崩壊等を防ぐために、もう少しそういう意味では感染症対策にアクセルを踏むべきではないのかということでございます。
 第2点目でございますけども、安倍前総理の国会招致についてはかねてずっと申し上げてきましたが、昨日実は農林水産委員会で初めて、この鶏卵業界と自民党の吉川元農林水産大臣等を含むこの疑惑につきまして、質疑を行いました。答弁のほとんどが答えられない、言えないということに農林省は終始をいたしました。基礎的な質疑に対しても答弁拒否をしているような現状には、大変我々としては憤っております。昨日にいたっては、理由なく西川内閣参与が辞任をいたしました。官房長官は一身上の都合を受理したということですが、それで納得できるわけがありません。明らかにこれは養鶏業者との金銭授受を含めた関係のある事案であると判断せざるを得ません。よって、吉川元農林水産大臣と西川公也内閣参与については、予算委員会に招致を要求したいと思っております。参考人として来てもらい、当該業者からの金銭の授受や、どういう働きかけをしたのかについて、実態を解明したいと思います。なお本日午後、内閣府の関係者をここに来ていただきまして、内閣参与としての西川氏は一体どんな仕事をしていたのか。場合によってはですね、落選中の仲間を食わせてあげるために無理やり付けたポストではないのかという疑惑もありますので、経緯について、就任した経緯とどんな仕事をしていたのかについては、事情聴取を本日したいと思っております。
 なお、今月の委員会につきましても議論いたしました。来週は内閣委員会決まっておりますけども、いわゆる20日の週ですね、についても予算編成等がありますが、23、24はできれば委員会をやりたいと。目下それは予算委員会が開催されるのはベストですけども、予算がもし開かれない場合は、自民党側とも協議をして、感染症対策全般について答えができるような委員会を開催したらどうかという提案がございましたので、これを野党の考え方として自民党には伝えたいと思っております。
 最後に、現在自民党と公明党で、目下75歳以上高齢者の方々の2割負担問題について協議が続いていると聞いております。課税対象額170万に対して、公明党はあまりよく分かりませんが240万円を主張をしているということで、折り合いがついていないというふうなニュースがありますが、われわれ野党としては、このコロナの大きな感染が出ている中で、窓口の負担が2倍になるような状況というのが、果たして来年からそれをやることはいいことではないのではないかということで、また同時にですね、フローするこの所得ですね、だけでなくて、いわゆるストックを含めた高齢者の方々に対しては、総合的な額をよく見なければ、ご負担をお願いしたいところがよく定まらないので、これは来年からというよりは、慎重に議論をしないといけないのではないかということで意見は一致をしました。今後このことについても、当該委員会で議論を与党側としていきたいというふうに思います。軽軽に、この感染症の中で非常に厳しい状況を強いられている高齢者に、まず負担ありきの考え方は与党側には改めてもらいたいということでございます。以上4点について合意をしましたので、お伝えを申し上げます。私からは以上です。

記者
 吉川元大臣と西川内閣参与の国会招致については、後日森山委員長と会談して要求するのか。

安住委員長
 これはもう予算委員会が金曜日ありますから、まずその現場でやりたいというふうに思っております。あまりの態度の悪さですから、農林水産省も含めてですね。かなり加速度的に捜査が進んでいることは容易に推測はできますけども、国会としても実態解明について体制をきちっと作っていく。特に野党側としては体制を作ってですね、十分な質疑をすれば当然、金銭の授受に関わったと思われる人たちに対しては、国会に招致をしたいというふうに思っています。

記者
 20日の週の委員会は感染症対策について行うのか。

安住委員長
 まだ決めておりません。事態がかなり流動的ではございますので、どの委員会ということをターゲットを絞っているわけじゃないです。一番いいのは予算委員会の集中審議だとは思いますけども。

記者
 予備費のGo Toへの使用に反対というのは、Go Toの中止を求めたり別の用途で使うべきという考えか。

安住委員長
 Go Toトラベルについてはやっぱり一旦停止をすべきだと。この局面で医師会もそう言っているわけですね。ですから、医療崩壊が最も我々にとって恐れることであり、国民にとって不安をかきたてるものであります。そうした意味では、いま旭川が大きく焦点は当たっていますけども、旭川に限らず、大阪、東京、次々とそうした崩壊の危機にある。普通の疾患を抱えた人ですら治療ができない恐れも出てきていると。東京都の医師会もそういう点では強く政府の側に牽制をしているわけですから、ここは経済を回すことよりは感染症対策に力点を置いたほうがいいのではないか、というよりもそうすべきであるということを申し上げたということです。具体的にはやはりですね、財政的な支援を政治の側はしないといけない。いま自衛隊を派遣するということがありましたが、しかしこれ全国的にこうなってくると、自衛隊だってそこまでのサポートできる体制はございません。ですからそういう点ではですね、的確に地域医療のニーズをそれぞれの自治体が汲み取って、その自治体に対して手厚い財政支援をしながら、そこからですね、人材の派遣ですね。特に看護師さんの不足、マンパワーの不足が言われているわけですから、感染症対策のためのマンパワーをやっぱり財政面でサポートするということが、いま一番重要ではないかと思いますので、3000億円はGo Toトラベルをやめて、そうした医療対策に充てるべきだということを申し上げたいと思います。

記者
 政府が長射程ミサイルの開発を行う方針を示しており、敵基地攻撃の可能性も指摘されているが、それについての見解を。

安住委員長
 それはですね、射程が長くて、事実上敵基地攻撃ができることになります。それは専守防衛等、これまで戦後歩んできた日本の防衛政策から逸脱するおそれがあると私どもは懸念をしておりますので、実際にですね、どうしたプロセスを経てこれを開発していこうとしているのか、これは来年の予算委員会でも厳しく追及していきたいというふうに思っています。
記者
 学術会議についての自民党の PTで、独立の法人格を持った組織として再出発するべきだといったような趣旨の提言がまとまる方向になっているが、それについてどう考えるか。

安住委員長
 提言をまとめるのも結構ですけども、6人を任命しなかった理由をまず述べるべきであり、それをまず求めるのが自民党の責任ではないかと思います。それを言わずして、この組織解体や民営化をすることに走っていくっていうのは、ある意味でただ単に圧力をかけているだけとしか思えません。

以上

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