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野党国対委員長懇談会ぶら下がり会見

野党国対委員長ぶら下がり(9:30~野国連終了後) 2021年2月24日

安住委員長
 野党国対委員長会談を開催いたしました。冒頭、山田真貴子広報官が昨年若い官僚の皆さんへの勉強会で話した中身について、ビデオメッセージっていうんですか、みんなで見ました。中身は「飲み会は断るな」と。「私は飲み会を断らない女として今までやってきた」みたいな、その発言自身がちょっとどうかなと思いますが、耳を疑うような話もありました。いま調査報告書が一昨日出て以降、国民の皆さんも含めて我々も谷脇審議官はじめ現総務省幹部の、この菅総理の長男の所属する会社からの過剰接待については、大きく取り上げてきて問題意識を持ってやってきましたが、突如、山田真貴子広報官のこの接待ですね、7万円を超える接待というのが、国民の皆さんからも大きな関心を持たれております。山田広報官は総務省からすでに退官をしておりまして、ご存知のようにこれ特別職になるわけですね。しかし、このまま説明責任を果たさないで、国会にも来ないでというわけにはいかないと思います。内閣広報官という仕事の職責を考えてもですね、いち早くこの国民の皆さんに様々な事実関係について、報告をしなければならない立場だし、政府のスポークスマンですから。その方がこの菅総理のご長男の会社からですね、1人7万円の接待を受けていたと。どういう目的で、どこで何を食べて、何を飲んでそこまでなるのかということは、やはり私どもに限らず国民の皆さんの一致した関心事だと思います。と同時にですね、本当に当時総務審議官であれば、これは倫理法違反に抵触することはもう間違いのないことなので、我々としては、これから自民党に10時10分に会いますが、森山国対委員長に対しても、山田真貴子広報官を国会に招致をすべきであるということを申し上げたいと思っています。それも明日、来るようにということです。明日は午前中一般質疑がございますが、山田広報官の出席を求めて質疑をしたいと思います。現場の理事会でも、我がほうの野党4人の理事からは強く申し上げているようですが、私ども国会対策の責任者としては、山田広報官の出席をしてもらってですね、きちんとした質疑を山田広報官が自らしない限り、予算委員会を開催することはできないという考え方で一致をいたしました。ぜひですね、政府の都合のいいときだけテレビメディアを全部占領して、そして一方的に政府の情報を垂れ流す、これは広報官の仕事ではありません。自分にとっても政府にとっても都合の悪いこともしっかり透明性をもって説明するのが内閣広報官の仕事であり、菅内閣のやるべきことだと思っています。まさに菅内閣の中枢にいる広報官ですから、皆さんご存知の通り総理の会見の司会者ですからね。そういう点では国会にまず出てきて、我々とそして国民の前で、この7万円の接待問題について説明を求めたいと思っております。もしこの話を断れば、明日以降の国会日程は全てなしということになります。私からは以上です。

記者
 集中審議ではなく一般質疑というのは、急ぐべきだという考えからか。

安住委員長
 そうです。総理の来る集中質疑については、あと常識で言えば1回程度あるかもしれませんが、それは来週またいろいろな問題の処分等を受けて、この問題だけじゃありませんからね。それはやりたいと思います。というのは解除の問題もありますから、大阪方面ですね、関西方面、そして中部地区ですね、これをどうするかも含めて、そうした国政全般についての集中審議はもう1回きちっとやりたいと思いますが、これについては山田氏本人の参考人聴取に等しいと思います。ですからそういう意味では、山田広報官の一般審議をしたいと思っています。私どもに限らず、国民の皆さんもこれぜひ聞きたいと思ってらっしゃるんじゃないかと思いますから。広報官はそのためにあるんじゃないんですか。説明責任を果たさない広報官なんて聞いたことはないと思いますから、来てくれるものだと信じております。

記者
 いろいろな問題には鶏卵の問題も含まれるのか。また野国連でその話は出たのか。

安住委員長
 そうです。出ました。総務省と菅総理のご長男の会社、東北新社等の問題というのは、ここまでつまびらかになってきて、ある意味総務省も調査をしながらですね、新しい事実として、退職した山田広報官のことも調べて出してきたということはですね、不十分ながら誠実さも感じております、我々は。しかし一方で、秋田フーズの問題を抱える農林省はどうかといえば、鶏卵事業全体に対してですね、元の大臣がこの収賄容疑で起訴されるという状況に至っているにもかかわらずですね、元の事務次官の本川氏にいたっては、豪華クルーズ船で大接待を受けていたと。つまりですね、我々自身もそうなんですが、メディアの皆さんもどうしてもこの総務省の接待漬け問題ということを集中してやっていますが、鶏卵の事業というのは、これは来年度予算の中にも、実はこの秋田フーズを含めた鶏卵業界に対する補助金を入れるお金が組み込まれているんですね。この実態解明をするようにということで再三言っているにもかかわらず、農水省は実はまだ本格的な事情聴取をしていない。同時に発表もしていない。これについてちゃんとした報告がないとですね、やはりこれは予算を衆議院を通過させることには至らないということになりました。我々自身もしっかり機会があれば、この衆議院の段階でも質疑をしっかりしたいと思いますけども、野上農林大臣はこのままいくと、その職責を果たしていないという判断をせざるを得ない状況になるのかもしれません。

記者
 野上大臣が職責を果たしていないという判断とは、不信任案の提出もあり得るということか。

安住委員長
 どこまで行くかは分かりませんけども、全く仕事をしてないってことになるんじゃないでしょうか。実態解明の努力してないですから。武田さんのように、大見得切って実はそうじゃなかったっていうのも恥ずかしい話ですけど、何もしてない農林大臣はもっと問題だとも思います。だから陰に隠れてとは言いたくないんですけど、総務省の問題が表に出て大きくなっちゃったら、自分たちの問題は陰に隠れて、なんか攻撃されないで済んでいるという誤解をしているんじゃないかと思いますからね。そうじゃないんですよね。これ受託収賄の事件となって、もう既に事件化もしているわけですね。しかし国会での答弁はほとんどゼロ回答ですから。秋田フーズどころか鶏卵業界と農林省の関係は、東北新社と総務省の関係以上の可能性が高いということですよ。これは長い通常国会の中で、農林水産委員会でも相当やろうとは思っていますが、まずとにかく予算委員会で、できる範囲の調査をちゃんとして報告するようにってことを言っているわけですから、そのことを約束を果たしてほしいということです。野上さんのリーダーシップが問われているんじゃないですか。

以上

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