見出し画像

野党国対委員長会談ブリーフ 2021/04/14 解説

野党国対委員長ぶら下がり(9:30〜野国連後)20210414

安住委員長
 まず実務的なことでいうと、歳費のことについては、明日の本会議でそれぞれ3党とも歳費削減には賛成ということで対応したいと思います。 国民の皆さん、大変な状況にある中で、引き続き歳費の2割削減については、我々としても喜んで協力をしていきたいというふうに思っております。
 コロナ対策はやはり後手後手であるという認識で一致しました。感染者の増大、それに伴う変異株の本格的な検査等が遅れに遅れていて、本当に国民から見れば、実態がわからないまままた感染が広がっていくと。こうしたことは、やはり政府の対策の遅れ、地方自治体の連携不足、こうしたものが大きな影響を与えているのではないかと。大変、野党としては危惧をしております。特に大阪で1000人を超えたということは大変、残念なことでありますが、あわせて医療崩壊の危機に今、あるということ。そうしたコロナの対策の問題、一つの節目に来たのではないかと。さらに福島第一の海洋放出の問題は、6年間、他の方法は本当にないのか、安倍政権下でも全く本気にそうした他の手段を探した形跡もなく、ただ時間を過ごして、いよいよそのタンクが満杯になったので、海に放出をしたいと。いわば、それまずありきだったのではないかと。こうした様々な経緯・経過、さらに地元の理解をちゃんと得ているのかどうか。事業主体であるそもそも東電の信頼が全くない中で、そうしたことが本当に可能なのか。これはやはり総理に質す必要が出てきたということで、懸案が山積をしてきたわけです。最後に申し上げれば、やはり外資規制を含むこの電波管理の問題。今、フジテレビの外資規制違反については、明日も参議院で議論がありますが、今、総務省で他のメディア等についても、電波を持っている会社の外資実態について調べております。 武田総務大臣も法改正に言及しておりますが、こうしたことも含めて、今後のあり方について議論をする必要があろうということで、予算委員会の集中審議を求める方向で一致をいたしました。今日、森山国対委員長に対しては正式に申し入れるつもりでございます。
 まん延防止等重点措置につきましては今、愛知県の大村知事等が要請をしたいという旨、報道で聞いておりますけども、政府側がどういうお考えなのか、ちょっとこれも話は聞きたいと思っております。ただ我々の認識としては、やはり上がり始めの事前の状態でまん延防止措置を使うことによって拡大の芽を摘むと。しかし拡大が広まったら、やっぱり緊急事態宣言等をしっかり出して、人々の行動変容に変化をもたらすような、やっぱり強力な措置がある程度、必要な事態になればそうしなければならないのに、大阪を含めて1000人を超え、また東京のようにじわりじわりとですね、数が本当に増えてきている中で、やはり政府の対応は極めて不十分であろうと。今週から来週にかけて、政府側からそうしたまん延防止等重点措置の新たな追加の話が出てきた場合は、そうした点について議院運営委委員会において、政府側に質していきたいということでございました。
 法案のいろんな処理のことについては相談しましたが、結論に至らないこともありますので、決まり次第、また追って報告をいたします。

記者
 菅総理の訪米も控えているが、集中審議は時期的にはいつ頃を考えているのか。

安住委員長
 訪米終了後、直ちにまず本会議で、総理の帰国報告とそれに伴う質疑を行いたいと思います。この訪米はどういう目的で何を話して何を決めに行くのか。ただ就任後、初めて行く外国の人のだからと浮かれている訪米であってはならないと思っていますので、そうしたことですね、特に私はファイザー社が持っているワクチンについて、アメリカが非常に速いスピードで国民に折衝して、独立記念日の7月までには終えたい旨を大統領、発言なさっておりますが、それにつけても日本は再三言いますが、クーデターが起きる前のミャンマー並みの状態ですから、明らかにその差が大きいわけですね。こういうことを本当にギャップを埋めるために訪米をするんであれば、まだ私は評価できると思いますが、ただ最初に会いましたってだけでは私はこの訪米には意味がないと思っていますので、そういう成果をしっかり本会議で確認したいと思いますが、そうしたものが終えた後、集中審議を、できれば確定したいというふうに思っています。

以上

よろしければサポートお願いいたします。