与野党国対委員長会談ぶら下がり

安住国対委員長ぶら下がり(10:00~与野国後)20210506
安住委員長
国民投票法につきまして、我が党は連休前にCM規制等について、新しい環境が出てきたので、3年かけて議論をしましょうということで、修正案を提出しておりました。本日、正式に自由民主党からこの修正については「そのまま修正を受け入れて合意をしたい」という話がありましたので、基本的に国民投票法改正に関わる7項目案と立憲民主党提案の修正案ともに、本日、憲法審査会、今止まっているところでありますが、修正案を提出し、採決をし、我が党としては賛成をしたいというふうに思います。10:30から幹事長会談を開いて、今の話について、合意をし、確認をしたいというふうに思っております。
記者
今国会での成立を含めて合意したという認識でよいか。
安住委員長
結構です。
記者
採決までに3年を要した形になるが、今回の合意に至った受けとめを。
安住委員長
法案の審議がスタートをしてからですね、丁寧にやってきたわけですが、新たにやはりCMの規制をどうしていくのか。お金のある人が自分の考えをどんどんコマーシャルで流して、そして国民にはそっちの方の声しか聞こえないと。お金のない人の意見は封印されるようなことがあってはならないと。さらに言えば、総務省の問題に関して、外資規制の問題も出てきたと。そういう意味では、この3年の中で、9国会を要しましたけども、やはりまだ課題はかなり残っているなと。それぐらい国民投票を行うというのは大変なことです。大阪の住民投票がいい例ですけども、やはり公平性を担保して、そういう投票に持ち込んでいくっていうのはものすごいエネルギーがかかるんですね。と同時に、その議決は非常に重いですから、逆に言えば世論調査でどうであれ、住民投票できちっとした結論が出たら、これは憲法はもう動かすなっていうことになれば、そのまま改正もできないわけですよね。そういうことをジャッジしてもらう環境を、これから何年かかけて完全なものにしていくということで言えば、時間がかかったのはやむを得なかったと思います。この先、だからしっかりとそういうルール化を、私はまずしっかり作っていくっていうことが、憲法改正の前提になると思います。議論は全く否定しません。
記者
今後の議論の進め方として、憲法本体よりも先にCM規制等の議論をしていくのか。
安住委員長
これまでの慣例に従えばいいんじゃないでしょうか。それに我々、正直に申し上げて、もう任期半年も切った議員がですね、先々のことを語るのはおこがましいと。まして通常回、もう1ヶ月ですから。そういう中で参議院に送ったわけですからね、この先の事というのは、総選挙を経て国民の皆さんに選任された新しい議員の人たちを交えた、ルール作りはやったらいいんです。
記者
共産党は反対の立場だが、どのように理解を求めていくか。
安住委員長
昨日から断続的には、昨日じゃないな、もうかなり前から、我々としてはこういう考え方なんですと。もちろん共産党の皆さんとは、そこの部分では考え方は異にする部分がありますけれども、本日も含めて丁寧な話し合いをしてきたつもりでございます。共産党の皆さんにとりましては、この国民投票法そのものに対しての考え方は、やっぱり我が党とは違うのでやむを得ないところはありますけれども、しかしこういうことは一つ一つの法案にはよくあることですから、連携は今後も深めていきたいと思っています。
記者
本会議での採決は11日を予定しているか。
安住委員長
そうですね、11日を予定しています。明日は皆さんも我々も、11日以降の問題をどうするかで多分とても忙しいと思いますから。私が映画の予告をするわけではありませんけど。
記者
別件だが、森友問題で国が「赤木ファイル」の存在を認める方針との報道があるが、今後の対応は。
安住委員長
最初からきちっとあることは分かっているので、やっぱり最初から開示すべきだったと思います。裁判の途中で出さざるを得ない状況に追い込まれたというのは、私は、役所として恥ずかしい話だと思っています。中身について我々は全くわかりませんけども、そこでもし新たな事実が出てくれば、我々としては、国会でできることは徹底的にやっていきたいというふうに思っています。
記者
今の会談の中で、緊急事態宣言ないしはまん延防止措置について、森山委員長から話はあったか。
安住委員長
それはやりとりもありましたし、状況の説明もいろいろあったんですけども、我々、議会が皆さんにお話する立場じゃありません。我々も皆さんと一緒で、分科会を明日開いて、専門家の先生方の意見を聞いた上での政府の素案が出てきたところで、皆さんにお話をしたいと思っています、我々の考えは。
以上

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