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肩こりで休職に追い込まれたオレが教えてやる、肩こり対策三種の神器

やあ、肩こりのせいで二年ほど休職を余儀なくされたことのあるエンジニア社長のはらぱんだ。みんな肩こりはツラいかい?

この仕事についてから半年くらいで慢性的な肩こりを発症し、今に至るまで10年近く一度もなおったことがないこのオレが今までやってきた肩こり対策、その失敗や成功の軌跡をお前らに教えてやるから正座して目をカッと見開いて殊勝な心持ちで読め。

肩こりと目の疲れの悪化の過程

オレが新人の頃、入社半年くらいで後頭部に違和感を感じ始めたのが最初の自覚症状だった。なんとも形容し難い不快感。まあそのうちおさまるかと放置していたら、更に数ヶ月後、肩甲骨の内側らへんに異物が入っているかのようなこれまた形容し難い不快感が首をもたげた。まるでオレの背中に巣食う魔物のようだ。

このあたりから病院にいってみたり、整体に通ってみたり、ストレッチをやってみたりと、色々対策をとってみたが決定的な効果はなく悪化の一途をたどるのみだった。

そのまま改善することなく4年程が経ったある日、吐き気が酷くて電車に乗っていることもままならないという事件があった。それまではツラいながらも耐えて、なんとかなっていたのだが、この日をきっかけにオレは休職を決断したのだった。

そして2年程の休職を経てオレは不死鳥の如くIT業界に舞い戻った。正確に言うと、休職期間はデスクワークが禁止されていたから、スーツ屋さんでスーツ売ってたりしたんだけど、どうしてもエンジニアの仕事がやりたくて、まだなおってもいないのに戻ってきてしまったのであった。

そしてそれから5年くらいの悠久の歳月が過ぎたが、今でもオレと肩こりとの戦いは終焉を迎えてはいない。今でもオレはこの強大な悪夢ような姿の見えない魔物と戦い続けているのである。

WEBの肩こり関係の情報はクソしかない

とにかく早くこの症状を解決したかった。藁をも掴む思いでたくさんの情報を探した。職業柄WEBの馴染みが深いので、多くの情報を検索して、かたっぱしから試した。

結論から言うと、肩こりに関してはWEB上にはほとんどマシな情報が存在しない。役に立った情報など千に一つもないと言っていい。

特にオレを苛つかせたのは、アフィリエイトや被リンクが目的で量産された中身のないクソみたいなWEBサイト群だ。オレはGoogle検索でヒットした関心のあるそうな記事を新しいタブでバババーっと開いて一つずつ読んでいくハイパーマルチタブアタック派なんだが、クソみたいな情報を一つ閉じていく度に怒りが込み上げるのをおさえることに精一杯だった。滅びろ。

こうしてWEBの世界に失望したオレは次第に、肩こり対策の険しい道から脱落し、奈落の底に突き落とされていったのだった。

医者が全員ヤブに見える

こんな話をすると、決まって「ちゃんと病院いったら?」とか抜かす輩がいる。そんなときは決まって背後からスピニングバードキックをかましてやりたい気持ちになるが、いつもグッと堪えているのである。

当然だが、オレはいくつもの病院に行った。内科に整形外科に眼科に脳神経外科に心療内科。思い当たるところは全部行った。結果的に誰一人としてオレの症状を1マイクロメートルはおろか1ナノメートルすら改善出来た医者はいなかった。

例によってクソみたいなWEBサイトで調べた限り、医者というものは西洋医学をベースにしているため、レントゲンとかMRIとかで明確な疾患が確認出来なければ何も出来ないとかいう話だった。

オレは世界に存在する医者が全てヤブ医者であると信じて疑わなくなった。中でも「肩でも回しとけば良くなるよ」と言い放って、希望にすがるオレに追い打ちをかけたアイツは今でも憎い。

だが歯科医だけは別だ。ヤツらはオレの虫歯を何度も治した。今オレの歯が全て無事に生え揃っているのはヤツらの功績である。

だから歯科医には足を向けて寝られない。毎晩どこに歯科医がいるかに気をつけながら寝るのは困難を極める苦行である。だがこれをもっと簡単にするために、歯医者のいる位置をGPSで補足し、IoTでビックデータをディープラーニングするのがオレ達エンジニアの使命である。

肩こり・目の疲れに効く三種の神器

ZoffのPCメガネ
まずは目の疲れからだ。最もツラいときは、乾燥が酷くて屋外で目を開けていられてない程だったが、今では激的に改善した。それもこれもZoffのPCメガネのおかげである。

本来はZoffにも足を向けて寝られないのだが、歯科医だけですら困難を極めるため、すまないがZoffには足を向けて寝ているときもあるが許して欲しい。

http://www.zoff.co.jp/sp/zoffpc/


ちなみにZoffじゃなくてもなんの問題もない。たまたまそっちを買っただけだ。JINSが好きならそっちにしろ。Zoffの犬が可愛いからオレはZoffの方が少し好きだ。

首サポーター

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00H2DISK2/

これこそが神が与えし宝具、その名も首サポーターだ。アーサー王のエクスカリバーに匹敵する伝説的な現代の宝具であることは疑いようもない。肩こりがツラいやつは四の五の言わず今すぐこれを買え。今すぐにだ。Amazonでポチれば5分とかからん。

ところで諸君は気付いているだろうか?オレが人前で絶対にマフラーをはずしていないことを。答えは言わなくても分かるな?

セファドール
こいつはめまいや吐き気に効く処方薬だ。オレのようにひどい吐き気がするヤツはまずこれを入手すべきだ。オレが完治していないのにこの業界に返り咲くことが出来たのは現代のフェニックスの尾とも言うべきこの薬のおかげである。

効果はてきめんだが少々やっかいな副作用がある。喉が腫れるので咳がゲホゲホでる。それもはたから見ると血でも吐きそうな勢いで咳が出る。それから一時的に食欲がなくなる。飯の前に飲むと食えなくなるからちょっと厄介だ。

さらには頭皮の感覚が薄れる。オレはオシャレだから仕事終わりに渋谷の美容院に行くことがあるのだが、これを飲んだあと行くと絶望的な状況に陥ることがある。

シャンプーが気持ちよくないのである。何も感じない。美容院の価値の9割を占めているシャンプーの快楽を感じることが出来ないのだ。これを絶望と言わず何を絶望と言うのかオレには答えが見つけられない。

最後に

お前らと肩こりとの戦いはこの記事を読んだことで佳境を迎えることになるだろう。もし身の回りに室内でもマフラーを外さないやつがいたら、そいつはオレ達の仲間だ。お前は一人じゃない。いつでも同じ苦しみと戦っているヤツらがそばにいる。

肩こりは現代人を苦しめる見えない疫病とも言うべき恐ろしいものだ。簡単に治す秘術は存在しない上に、この苦しみを真に理解してくれる人は多くない。「単なる肩こりでしょ」と言われてしまうのが関の山だ。だがオレはお前の苦しみを誰よりも深く知っている。

三種の神器は誰にでも効果のあるものではないかも知れない。これから先も肩こりとの戦いは長く続くかも知れない。そんなときお前の仲間の一人がこんなくだらないブログを書いていたことを思い出して欲しい。そして少し笑ってまた明日の戦いに赴く勇気になることを願っている。

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