【ビルドレポート】アマゾネス編
デュエリストの皆さま,いかがお過ごしでしょうか.はらおです.
最近は,めちゃ暑かったり雨降ったりで気候が暴れていますね.
ここ仙台は,先週は最高気温36℃まで上がったと思えば今週は25℃まで上がらない日もありよくわかんないです.どうなっちゃうの日本.
それはさておき,ようやく周りが少し落ち着いたので記事書こうかと思います.
題材のテーマは「アマゾネス」です.
デュエリストパックー輝石のデュエリスト編-,ANIMATION CHRONICLE 2022 に収録された新規のおかげでテーマとしてできることが増え,これを機に触ってみようかなと思って組んでみました.
使いたいカードの都合上しっかりアマゾネスした方がよさそうだったので,動きを純テーマに寄せました.
説明の都合上,私が採用を検討したカードを中心に説明します.
何にせよデッキサンプルを見てみましょう.
デッキレシピ
デッキの軸
時にデッキには軸というものがあります.融合,シンクロ,エクシーズといった召喚法しかり,セルフブレイクやセルフバウンスといったギミックしかり,そんなようなやつです.
こと「アマゾネス」においては,テーマの大枠は融合が軸となっていますが,ちょいちょいギミックの要素がばらけていて,組み方によってはいろんな軸でデッキ構築を楽しめるなといった印象でした.
中でも私が着目したのは,新規のペンデュラムの要素です.
とりあえずスケール効果でアマゾネスの攻撃宣言が通ればアドバンテージが取れるし,(2)共通のモンスター効果が動きに幅を持たせてくれてアドバンテージを失いにくいです.
例えば,融合素材としてこいつらを手札から墓地に送ったとて,アマゾネスの特殊召喚を連打できればスケールが貼られて,そのままP召喚まで繋げれるという訳です.
最近やたらと妨害が飛んでくるし(小言),デッキにペンデュラムを搭載できるとそれらを踏み抜くチャンスが発生しやすいので気持ち安心感あるんですよね.
加えて,《アマゾネスの銀剣使い》でサルベージできる魔法・罠はサーチ・蘇生・サルベージ・LP回復・強襲と多様に択があり好感があります.
中でも,速攻魔法融合である《アマゾネスの秘術》を攻撃宣言でサルベージし,バトルステップ中に融合してコンバットが決まるととても気持ちがいいです.
そんなこんなでアマゾネスPの活かし方として,P軸に魔法・罠のサルベージが強くなる方向でデッキをデザインしました.
デッキの戦術
具体的にゲーム中に何をするのかを書いていきます.
1.Pスケールの管理
アマゾネスPのサーチは,速攻魔法の《アマゾネスの叫声》,召喚・特殊召喚でそれをデッキから引っ張ってくる《アマゾネス王女》《アマゾネスの戦士長》,加えて戦士族とペンデュラムのサポートを駆使すればスケールを揃えること自体は容易です.
個人的にそれらを割られるとしてケアをどうするかが大事かと思います.
そこで,新規の《アマゾネス拝謁の間》という永続罠です.
サルベージが発生するのは発動時の効果処理ですが,テーマ内で以下のようにコンボすると繰り返し使えます.
Pスケールの《アマゾネスの銀剣使い》で《アマゾネス拝謁の間》を対象にサルベージ.
《アマゾネス拝謁の間》をセット.
墓地のアマゾネスもサルベージ対象となるので,状況に応じてリソース管理ができてお得です.おまけに相手モンスターの打点分のLP回復もバカになりません.
ちなみにこれは小技ですが,拝謁の間の効果処理はPゾーンにダイレで貼ることもできるので,バトルフェイズ中にスケールが割られてもケアできるし,相手の攻撃宣言時にアマゾネスPを貼り打点を上げる効果を駆使しながら返り討ちにすることも可能です.
また同期収録の《アマゾネスの秘湯》との差分についてですが,サーチは《アマゾネスの叫声》の方が早いし,LP回復も戦闘ダメージの被弾分と?なため,私の対戦環境だと優先度は落ちました.風呂屋行きたいです.
2.アマゾネスの特殊召喚連打
上記で例として言及したように,アマゾネスPを手札から融合素材として墓地に送れると,次弾のアマゾネスの特殊召喚に反応して墓地からスケールが貼られるのでお得です.
また,アマゾネスの攻撃宣言自体もたくさん展開すればそのうちのどれかが通ると思うので,適当な展開モンスターを投入します.
《アマゾネスペット仔虎》や《アマゾネス霊術師》は雑に場を増やせます.
また新規の《アマゾネス女帝王》は,展開効果を有しながら場の自身以外のアマゾネスカードに対象および効果破壊耐性を付与してくれるので,相手の除去を後手に回すことができます.《スプライト・エルフ》のリンク先に置ければ尚のことです.
加えて《アマゾネス女帝王》は,素材+Pスケール×2の好条件が整うと打点5,200×2回攻撃で急に脳筋になることもできるので,フィニッシャーとして頼もしいです.
3.セルフバウンス
ただ,上記を出す場合かなり動きが大きくなるので,相手を仕留めるくらいリソース差がつくまでは《アマゾネス霊術師》に頑張ってもらいます.
このカードは,縛りはあるものの単体で展開とセルフバウンスの性能が搭載されているのでとっても偉いです.これだけでデッキ組めます.
このデッキにおけるバウンス対象の1つはアマゾネス永続罠です.《アマゾネスの銀剣使い》のサルベージにも限りがあるので中盤くらいから《アマゾネスの意地》や《アマゾネス拝謁の間》を直接戻してバックを増やします.
バウンス対象のもう1つはPスケールです.ハンドに抱えて除去をケアしたり,そのまま融合素材にしたりもできます.小回りが利きますね.
4.戦士族サポート
結局のところ,イゾルデがアドバンテージ爆裂量産モンスターでかつ装備の取り回しも無理なく採用できそうだったので投入しました.
《アマゾネスの戦士長》しかり特殊召喚材が豊富なのでマストカウンターが散ってくれるのはありがたいですし,《アマゾネスの秘宝》を装備したアマゾネスで先殴って誘発を浮かしにかかれるのが良いですね.
イグナイト周りは,アマゾネスのPスケールを貼りたい都合で後引きしても邪魔なだけなので,動き出しのサポートで揃ったら使うくらいの意図で少数採用です.
また,P軸の強みは上級を軽く出力できるところだと思うので,高打点の《イグナイト・デリンジャー》を採用.あとは《軌跡の魔術師》の破壊効果の都合でレベルを散らしてます.
5.テーマの課題克服
アマゾネスというテーマはリソースは継続的に抱えれるのですが,相手ターンにヤバい芽を摘むことができないのが玉に瑕です.
なので,このへんでコンボして相手の足を引っ張ることとします.
アマゾネスの動きの特徴なのですが,《アマゾネス霊術師》を全体的な動きの終わり際で場に残せることが多いです.
なので,これにホップイヤーを当て《うきうきメルフィーズ》すれば無駄なく干渉し,次弾以降もクロシープを構えれば何とかなりそうです.
また,工程の軽いプランとして《ジャスティス・ブリンガー》が採用されました.
まず遊星が使ったカードなのでカッコいいし,自ターンの動き出しにおいてもバロネスやら置いてあぐらかいてる相手を「ジャスティススラッシュ」で抑えて動きを通せる点で優秀です.
ペンデュラムでポイ出しできてデッキの動きを損なわないのも噛み合っています.
しかしながら,このへんを工夫なく置いておいても先に殴られて突破されるだけなので,新規の《アマゾネスペット虎獅王》で攻撃誘導します.
その他
その他オプションの説明です.
《エキセントリック・デーモン》
デッキデザイン的に「スケールあるからP召喚するわ」くらいのノリなので,本筋を通す前に相手の場をお触りする目的で入れてます.P効果を発動すればEXに行くのでアマゾネスのPスケールの邪魔になりません.
《置換融合》
たまに融合体がEXから枯渇しますが《貪欲な壺》を入れるまででもないので,融合を1枚差し替えました.P召喚すれば場で融合できるし大丈夫.
《リンクメイル・デーモン》
フィニッシャーサポート.打点5200の《アマゾネス女帝王》を対象に相手の打点を下げて2回攻撃をぶち込みます.《うきうきメルフィーズ》が残って展開の邪魔になったりするので,それらを片付ける目的もあります.
あとがき
最近のテーマ強いですね.扱っているのか振り回されているのかよく分からなくなります.ただ,私はテーマデッキの「らしさ」が出る構築がとても好きだったりします.特有の動きをしたり,テーマのエースがカッコよく活躍したり,そんなデッキを扱えるのは憧れますね.
ここまで読んでいただいて有難うございました.ニューロンで「はらお」と検索するとデッキがいくつか出てきますので,いいねなどいただけると大変喜びます.
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