正論よりも、常識よりも、『優しいものの見方』が人間関係をよくする①
過去のハピえもんは、他人の顔色、機嫌に振り回されるというのは不安になるし、疲れるのものだなぁ・・・と思っていました。
僕は、家電量販店でエアコン販売のお仕事をしています。主なエアコンメーカーは7社あり、そのメーカーごとに派遣スタッフが2名ずついます。つまり、売場には14名のスタッフがいるわけです。ちなみに僕はP社担当。
僕の販売に対する在り方は、松下幸之助のマインドであります。(まあ少しは意識高い系かなと図々しくも思っております。ええ~)
松下幸之助のマインドとは『無理に売るな、お客様の欲しいものを売るな、お客様の役立つものを売れ』です。お客様の立場に立った素晴らしい考え方。とはいえ、P社担当の僕は、最終的なゴールはP社のエアコンでお客様の役に立つこと。
売場は、メーカーごとに陳列されており、7割の販売員さんは、自分のメーカーの前で立ち止まったお客様のみ接客につくスタイルです。
でも、8割のお客様はメーカーごとの特徴も分からないし、さらに言うと、このメーカーが絶対にいいというメーカー指名のお客様は少ない。だから、メーカーブースの前で立ち止まるのは『たまたま』なわけです。
だから、僕は基本的にP社以外の前にいるお客様にも接客についちゃいます。だって、最大の目的はお客様の役に立つことですから、ええ~。
でもって、P社以外のブースから、P社を販売することもよくあります。
(えっへん<(`^´)>)
まあ~そうなると、他社の販売員は面白くないわけですよね。うちの前で立ち止まっていたのに、余計なことしやがってと・・・
そして、面白くない人は、当然面白くない顔(-_-)をするのですが、中には顔にも態度にも出す人もいるわけです。
そして、僕が目をつけられてしまったのは、売場のボス的な存在の人でありまして、今までは仲が良かったのです。が、目を付けられ始めてからは突然、鋭利な刃物以上の不機嫌という強い武器で僕の心を脅かすのです。
僕が近寄ると、逃げるように離れるんですよね・・・
繊細な僕は当然、はぁ~とため息が出て、不安になるし気が重くなります。一度気になりだすと、ずっと頭の中に機嫌が悪いボスが住んでいるような感覚・・・態度に出すなんてガキめ、ク〇野郎!!なんて言葉を気がついたら頭の中で連呼したりしています・・・
繊細な人って、その人の機嫌が戻るまでずっと不安なままってこともよくあると思うんですよね。だから、笑顔がほしくて機嫌を取ろうとして余計に気疲れたりする・・・すると会社に行くのも憂鬱になるってもんですよね。
神様出来ることなら、僕に鈍感さを授けてください。空気を読めない僕にしてください。そんな事を何万回思ったことでしょう・・・
こんな感じの僕だったのですが、心理カウンセラーの勉強してから色々な発見があるのです。面白いのは、最初は機嫌の悪いボスが加害者で、機嫌に振り回される僕が被害者という状況ですよね。
でも、僕がボスに対して、機嫌を悪くするなんてガキだな!と否定を始めると、僕も加害者になっているですよね。オーマイガー!(+_+)実は似たもの同士かも・・・
そして、この問題の本質はどこにあるのかと言うと、実は僕の心の中。他人の機嫌に反応してしまう僕の心が問題を作り出しているんですね。だって、他人の機嫌が悪くても気にならない人もいるわけじゃないですか。
目の前に、同じ出来事が起きているの、振り回れる人と、振り回されない人がいる。さてさて、この差はなんなのでしょうか・・・
つづく。
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