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日常生活におけるトレーニングとは?前編

メンバーシップ内の掲示板でご質問いただいた内容にお答えいたします。

「ご質問内容」
クリッカートレーニングのように、ちゃんとトレーニングの時間として行うものもあると思いますが、 日常生活に関連するトレーニングの場合、トレーニングの時間として設けるのではなくて、日常生活の中に組み込んで、ちょっとの時間を有効利用して出来ないかな〜と思うのですが、 トレーナーの皆様方がご自身のわんちゃん達にされているトレーニングのやり方などをお聞きできると良いヒントがあるのではないかな〜と思ったりしました(^^)
ご質問ありがとうございます

愛犬としっかり時間を作って練習する時間もあれば
それを「どう活かすのか?」
また「日常生活の中で気をつけるポイントは?」
ということですね。

レッスンでは、オスワリやフセなど基本的なことから、お散歩やお手入れなど、いろんな行動を学んでもらっています。
またクリッカーを使って、ターゲットを触る。特定の場所に移動する、手足や身体を使う行動など
犬自身が自発的に行動することも取り入れたりしています。

これらを、どう活かすのか?も大事ですが
それ以上に大事なのは
『トレーニングってどういうこと?』
この部分が理解できると、ご質問の内容がストンと腑に落ちるかと思います。
前編ではまずこの部分にフォーカスしていきます。

それでは始めましょう


学習は常に起きている

まず忘れてはならないポイントは
犬たちも私たち人間も
「24時間365日・常に行動をしている」

行動の中には、自分でコントロールできないものもたくさんあります。
強い光で瞳孔萎縮をすることや、食べ物が口に入ると唾液が出るなど、自分の意思ではどうにもできない。

それとは別に行動が増えたり・減ったりするのは「学習」です。
人との暮らしの中で、常に何かの学習が起きている。

日常の中で、お互いになにかしら
人はずっと犬をトレーニングしているし、
犬からずっと人はトレーニングされている。

このことを意識すると、見え方が違ってくるかと。


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