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2014年 日本縦断キャンプツーリング 37日目

2014年5月29日(富山)


出発

6時頃目が覚めた。出発しようと準備をしていたら携帯電話のケーブルが無いのに気づく。テントの中に置き忘れてしまったのかと積んだばかりのテントを降ろし中を見てみるが見当たらない。バッグの中をしらべても見つからない。さてさてどうしたものかと辺りを見渡すと、テントを張っていた地面に落ちていた。そんなことをしていて出発したのは9時だった。

せっかくの富山、もう少し山を走ろう。ということで、昨日走れなかった坪野虎谷林道を走って、剱岳青少年旅行村でキャンプをすることにします。

道案内

新川育成牧場で少し休憩をしてから、新川スーパー農道を走り、黒谷上村木線へ入るつもりが、間違えて布施川ダムへの道に入ってしまう。林道らしき道で黒谷上村木線へ抜けれそうなので、そのまま進むことに。ダムの手前で道を確認しようと地図を見ていると、石川ナンバーの車の方に道を聞かれた。どうやら千光寺へ行きたいらしい。それほど遠くないので道案内をすることにしました。

県道126号へ入ればまっすぐ進むだけだ。そう思って道案内をはじめます。しばらく走っていると、道を間違っているのに気づく…。地図で確認すると県道126号へ入る道が通行止めになっていて、山道へ迷い込んでしまっていた。元の道に戻れそうだったのでそのまま走ってみるけど、なかなかややこしい道。いつのまにか県道331号まで抜けて千光寺へ到着しました。

お礼にジュースと黒酢ドリンクとお菓子を差し出される。さんざん山道へつき合わしてしまい、申し訳ないと思いながらも断りきれず、ありがたく頂きました。

新川育成牧場

坪野虎谷林道

コンビニを探して朝食を済ませていると、地元の方に声をかけられた。話を聞くと、林道で仕事をしている人とのことです。ここぞとばかりに林道情報を教えてもらいました。

林道別又嘉例沢線が通行止めになっていたのですが、バイクなら走れないか聞いてみると、土砂崩れがひどく無理だろうとのことでした。坪野虎谷林道のことを聞いてみると、問題なく走れるとのことです。林道別又嘉例沢線は諦めることにして、坪野虎谷林道へ向かうことにしました。

林道の入口を探すけど、なかなか難しい。分岐に入るたびに携帯で道を確認して調べる。それを数回繰り返しようやく坪野虎谷林道へ。林道に入ってからは、しばらく舗装路が続いていた。未舗装になると湧き水が林道沿いに流れていて、涼しい林道に。

昼飯を食べようと見晴らしの良い木陰を探すが見晴らしは良くても木陰はなかったり、その逆だったりしてなかなか見つからない。そうこうしているうちに舗装路まで辿り着いた。あまりの空腹に耐えかねて、そこで昼食にしました。

昼食を終えてしばらく走っていると、カメラを持って歩いている方がいたので声をかけてみると、動植物を撮っているとのことです。「猿に会えるかもしれませんよ」と言われたので、辺りを見渡しながら注意深く走っていましたが、どうやら探す必要はなかったみたい。道端で堂々と休憩をしている猿に会いました。

剱岳公園線に合流してすぐのところにある伊折橋からの眺めが最高にいい。絵を書いている人がいたので話しかけようとしましたが、集中しているみたいなので声をかけずに先へ進み、景色を楽しみながら剱岳青少年旅行村へ向かいました。

坪野蓬沢林道
坪野蓬沢林道(新緑がきれい)
坪野蓬沢林道(昼食)
坪野蓬沢林道
坪野蓬沢林道(たぶん)
坪野蓬沢林道(たぶん)

馬場島野営場

剱岳青少年旅行村につき馬場島野営場へ。キャンプ場の先にある道を進み、行き止まりにあった河原に下りると、かなりの雪が残っていた。コンビニで会った方が、馬場島キャンプ場は朝晩冷え込むと教えてくれていましたが、本当に寒そうな感じです。

キャンプ場から剱岳を見てみると、山頂は雲に覆われていた。登山客のキャンパーと話をしてから、テントを張り、夕食の準備をする。しばらくしたら、登山客のキャンパーがテントまで来て、山頂がくっきり見えると教えてくれました。急いで山頂が見えるところまで行くと、雪がなにかの模様に見えるような、なんとも美しい山頂が見えた。やっぱり富山。山が素敵だ。

馬場島野営場
剱岳

あとがき

これを書きながら、伊折橋の景色がよかったのを思い出して写真を探しましたが、見つかりません。たぶん撮り忘れ。なぜ撮らなかったのだろうと考えてみましたが、カメラが趣味という訳ではなく、バイクで走るのが趣味。景色がよかったので、カメラで撮るのも忘れてしまうほど、バイクで走りたかったのだろうと思います…。

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