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2014年 日本縦断キャンプツーリング 38日目

2014年5月30日(富山)


馬場島野営場

7時前に目が覚める。昨夜はそれほど寒くなく熟睡していた。5月初めの四国の方が寒かったかもしれない。

出発の準備をしていると登山客の方に声をかけられ、有峰林道について教えてもらう。しばらくしたら、山菜採りの方にも声をかけられ、有峰林道のことを教わる。有峰林道は北海道の帰りに行こうと思っていたのですが、また少し心が揺らいでしまった。それでも、北上しなければという気持ちが勝ち、富山市へ向かいました。

馬場島野営場から剱岳公園線を走っていると、早月川の白い花崗岩が印象的で、そのまま川沿いを走っていくと、花崗岩が一面に広がる素敵な光景に出会う。思わずバイクを止めて川辺を散歩していました。

早月川
剱岳公園線(花崗岩が広がる川)
剱岳公園線

タイヤ交換

富山市に入ってタイヤ交換をするために南海部品富山店へ行くことに。今日もひどい暑さで、路面の照り返しで疲労がたまる。到着したころにはバテバテになった…。

整備工場の方にタイヤ交換をしたいと伝え、同じ種類のタイヤがあるか確認してもらいます。タイヤが無かったら新潟まで北上して、新潟店でタイヤ交換をするつもりでいましたが、幸い在庫があり交換してもらうことに。ついでにオイル交換も。リアのブレーキパッドもすり減っていたので変えてもらうことにしました。

作業をしてもらっている間に、近くに本屋があったのでツーリングマップルの東北版と北海道版を買っていました。本屋から帰ってきたら整備が終わっていて、整備士の方としばらく話をしていた。やたら気が合う方でバイクの話をしていると、昔乗っていたバイクが一緒だったという事実が発覚。一台だけではなく二台も同じバイクに乗っていた。87'VFR400Rと90’NSR250R。なんという奇遇。懐かしい。

タイヤ交換を済ませたら、北上するために新潟へ向かいます。少し走っただけで市街地の暑さに疲れてしまい休憩を…。

南海部品 富山店

相倉キャンプ場(五箇山)

休憩をしながら地図を見ていると五箇山へ行ってないことに気づく。世界遺産の集落だ。しかも有料(当事500円)だが世界遺産の中にキャンプ場がある。これは行くしか無い。ということで、いい口実を見つけてしまい、市街地から逃げるように南下していく…。

市街地で給油をするのをすっかり忘れていて、ガソリンスタンドを探すけど、なかなか見つからない。前回ガソリンを入れてから 160km 走っている。普段は 170km 近く走ると予備タンクへ切り替えなければいけないので、そろそろやばそう…。不安になりながら走っていると「道の駅 たいら」があったので少し休憩を。市街地の方へ引き返すか悩んでいると、地元の方がいたので、ガソリンスタンドがないか聞いてみる。5kmほど進めばあるとのことです。急いでバイクに跨り向かうことにしました。

道の駅を出ようとしたらガス欠になり、予備タンクへ切り替えガソリンスタンドを目指します。しばらく走ると信号があり、その先にガソリンスタンドを見つけた。給油している間に休憩所で缶コーヒーを買ってほっと胸を撫で下ろします。ガス欠になってしまうとバイクを押してガソリンスタンドを探さないといけません。それだけでも大変なのに、キャンプ道具を積んでとなると…。想像しただけで辛くなります。本当に助かったという気持ちでいっぱいでした。

バイクの方へ戻ると、キャンプ道具を積んだハーレーも給油をしていた。声をかけて話を聞くと、同じキャンプ場へ行くとのことでした。一足先に相倉合掌集落の入口で受付を済ませ、世界遺産を両脇に眺めながら中央にある小道を進むと、少し奥まったところに相倉キャンプ場があった。

キャンプ場へ到着すると、草刈をしている方がいてしばらく話しをしていた。近くでクマが出るらしい。中央にあるキャンプファイヤーで焚き火をすれば大丈夫とのことです。ガソリンスタンドで会った群馬のライダーも到着し、テントを建ててから温泉に向かいました。群馬のライダーが先に出発していて、後を追う形で温泉についたはずなのに、彼はいなかった。まさか迷子にでもなったのだろうか。

キャンプ場へ戻り、キャンプファイヤーで焚き火をしていると、群馬のライダーも帰ってきた。迷子になったのか聞いてみると、近くに温泉が2軒あり、それぞれ別の温泉に行っていたみたいです。道に迷ったわけではなくて一安心。焚き火を囲みながら旅話をして夕食にしました。

それにしても、富山で長居してしまっている。なんというか、気さくな方が多くて過ごしやすいといいますか、なんとなく相性のいい雰囲気で、のんびりしたくなると言いますか…。涼しい山を走っていると、市街地や海岸線を走るのが億劫になってしまうというのもあるかな…。

相倉民俗館
五箇山の街並み

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