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2014年 日本縦断キャンプツーリング 40日目

2014年6月1日(新潟)


海谷三峡パーク

6時前に目が覚めた。山開きのイベントでテントサイトを使うらしいので、8時までには片付けておかなければいけない。夜のうちに出来る限り荷物をまとめておいたので、7時頃にはキャンプ道具をバイクに積み終えた。ベテランライダーのような素早いパッキング。いつもこうあるべきなのかもしれませんが、これがなかなか難しい。

イベントまで1時間あるというのに登山客の車が続々とやってくる。登山好きの人にとっては待ちに待った山開きの日。邪魔にならないようにいそいそと出発しました。

海谷三峡パーク
海谷三峡パーク付近

海岸線

変化に富んだ海岸線を、楽しく走っていきます。ガソリンスタンドで給油をしていると、弥彦山スカイラインはバイク事故が多いため、二輪車では走れないと教えてもらう。地図を見ると北側にタイトコーナーが連続しているようです。

京都で車のあとをついて行って、標識に気づかず二輪通行禁止の道を走ったことがあります。知らずに行っていたら同じことをして、荷物を積んだままタイトコーナーを…という羽目になっていたかもしれません。

弥彦山スカイラインは諦めて、越後七浦シーサイドラインで北上していきました。新潟市で市街地走行に苦戦をしてしまいましたが、なんとか新潟市を抜けて、胎内市にある関沢森林公園キャンプ場へ向かうことにしました。

弁天岩
海岸線
番神堂
海岸沿い(場所不明)

関沢森林公園

胎内市についたのは16時50分、キャンプ場の受付は17時。急いで関沢森林公園へ向かいます。ぎりぎり間に合わなかった形で関沢森林公園へ到着。管理棟へ行ってみましたが、鍵が閉まっていたので、役場へ電話して許可をもらいました。

東屋の近くにテントを張り夕食の準備をはじめていると、通りがかった地元の方から声をかけられ「昨日近くで熊が出たらしいので気をつけるように」とのこと。公園の奥にある砂利道を進んだところで目撃されたらしい。ツキノワグマならテントの近くまで来たことがあるけど、実害はなかったし、海谷三峡パークでヒグマの話を聞いていたおかげで、熊に対してはそこまで恐怖心はない。これからキャンプ場を探すのも大変なので、そのままキャンプをすることにしました。

しばらくして夕食をしていると管理人さんが車でやってきた。申請書を書いて話をしていると、県外からのキャンプ客が多くて、県外からハーレー軍団がキャンプしに来たときには驚いたとのこと。インターネットのキャンプ情報サイトに載っていることを伝えると、納得した様子。あと、餅つきをする人もいると不思議がっていたので、親しみのあるキャンプ場だからではないかと答えておいた。管理人さんが楽しそうに話をしているのを見ていると、気さくな管理人さんがいるから、キャンプ場で餅つきをする人が現れるのだと思った。

熊のことを聞いてみると「少し離れたところで出たので、キャンプ場まで来る事はないだろう。ただし、猿は出るかもしれない」とのことでした。熊は人の気配を感じると逃げていってくれるけど、猿は人の目を盗んで荷物をもっていく時がある。どちらかと言えば、猿の方が危険かもしれない。

キャンプ場は貸しきり状態でソロキャンプ。獣の不安はあるけど、はじめてソロキャンプをした時の方が不安だったような気がする。残飯が出ないようにきれいに食べて、食器もすべて洗った。荷物は全てテント内に入れて盗難対策も万全。念のためにラジオをつけて寝ることにしました。

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