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2014年 日本縦断キャンプツーリング 25日目

2014年5月17日(島根~鳥取)


鳥取へ

島根から鳥取へ向かいます。鳥取と言えばまず思いつくのは、誰もが知る観光スポット、鳥取砂丘。それを超えるほどの知名度を誇るのが、「おい!鬼太郎」でお馴染み「ゲゲゲの鬼太郎」。その作者、水木しげる氏の出生地である境港市には「水木しげるロード」があるらしい。ということで向かうことにしました。

松江市街地の東側にある中海沿いを北上していき、美保関八東松江線で大根島を経由して国道431号線を走り。境水道大橋を越えて境港市に入り、水木しげるロードを走ります。

水木しげるロード

水木しげるロードを走っていると、大勢の観光客が歩道を歩いています。道路沿いに散らばっている銅像を探しながらバイクで走っていると、いたるところで声をかけられる。北海道から来た方に声をかけられたかと思えば、海外から来た方に声をかけられ「Where are you going?」と聞かれたものだから、「Hokkaido」と言ってしまい、質問攻めにあう。片言の英語で話していたら、いつまで経っても質問が続いてしまう。困り果てて「Sorry. I'm busy」と言うと、「Ok. See you」と言い、どこかへ歩いていきました。

ねずみ男と鬼太郎の銅像を見つけて、写真に収めて満足していると、ねずみ男の着ぐ…。いや、ねずみ男が歩いていたので、バイクと一緒に写真を撮らせてもらいました。境港駅の方まで走っていくと鬼太郎が散歩していたので、ここでも写真撮影をお願いします。

鬼太郎がバイクに乗っているような写真を撮りたくて、アクセルを握ってとか、もうちょっと近づいてとか、いろいろと注文をつけていましたけど「I'm busy」と言われることもなく、私のわがままに付き合ってくれて、思い通りの写真を撮らせてもらいました。「See you」と覚えたての英語で別れを告げると、鬼太郎は手を振って見送ってくれました。

ねずみ男(銅像)
鬼太郎(銅像)
ねずみ男
鬼太郎

大山(だいせん)

国道431号を南下していくと、弓ケ浜全域がすごくフラットな地形に驚く。弓ケ浜展望台に寄ってみると、遠くに大山がみえた。米子へ走っていくと、どんどん大山が近づいて見えてくる。これはもう、行くしかない。

大山環状道路で反時計回りに走っていきました。コーナーのきつい上り坂が多く、荷物を積んだ250ccのオフロードではスピードが出せないので、予想以上に時間がかかってしまう。展望所があるたびに景色を眺めていたので、尚更時間がかかってしまった。

船上山ダムまで走っていくとカヤックをしている人達がいたので、涼しげな光景をしばらく眺めて、その先にあるキャンプ場に向かうことにしました。

弓ケ浜展望台
烏ヶ山展望駐車場
地蔵峠展望台
船上山ダム

船上山茶園原

船上山ダムの側にあるキャンプ場を探していたのですが、それらしき案内板が見つからず少年自然の家に到着してしまう。駐車場で係りの人がいたので聞いてみると、道順を教えてもらいました。

船上山が一望出来る場所でトイレと飲用不可の水道があるだけ。本来キャンプ場ではないけど、キャンプ適地という場所のようです。傾斜のある園地で、平地を探すのに一苦労。石碑の前にテント1張り分の平地があったので、そこへテントを張りました。

日が昇っているうちに食事をしていると、谷を隔てた山の向こうで獣が木枝を掻き分ける音がする。かなり遠くにいるみたいだけど、次第にこちらへ近づいてきているような…。少年自然の家も近いし、国道も通っているから大丈夫だと勝手に思ってしまい、あまり気にせず過ごしていました。

テントの中で休んでいると、すぐ近くの茂みから獣の音が聞こえる。慌ててラジオを鳴らすと、向こうも慌てて去っていった。その後は、ラジオをつけたままにして一夜を明かすことにしました。

夕食のときにフライパンで肉を焼いていたので、おいしい匂いで誘ってしまっていたのかもしれません。使ったフライパンや食器類もしっかり洗えていたか自信がありませんし、食材もビニール袋の中に入れていただけなので、ジップロック2重にして保管するなりして、もう少し獣対策をしておくべきでした。

足音からしてツキノワグマだと思うけれど、もしかしたら物の怪の可能性も否定できない。鬼太郎の電話番号を聞いておいた方がよかったかもしれない…。

あとがき

これを書きながら、船上山の周辺にクマがいるのか気になって調べてみると、この翌日に茶園原の先にある登山道でクマらしき動物の目撃情報があったとのことでした。物の怪ではなかったようで安心しました。

5月18日(日)昼頃、県民の方から東坂登山道に
クマらしき動物を目撃したと情報提供をしていただきました。

鳥取県 船上山少年自然の家


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