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旅の直前

どーもトンチキです。

はてさて、日付が変わったら、私と彼は旅に出ます。

都内に出るのは慣れすぎて、緊張感ゼロ。
だって忘れ物があっても、いつでもどこでも、どんなものでも揃ってる都会に出向くのですから。病気と怪我さえしなければ、だいたい何とかなります。

ちなみに今回も夜行バス。新幹線は1年に1回使うかどうかで、飛行機は本当にごく稀。
日中のバスも使う日ことはあるっちゃあるのですが、やっぱり暇でしんどくなっちゃいますね。

その点、夜行バスは寝てる間に到着するので、楽で楽で。
いっつも3列シートを取って、彼を抱きしめながら眠りにつくのですが、ベッドで眠るのとはまた違う感覚が、なんだか癖になっています。

基本的に、行きの夜行バスの休憩は毎回目を覚まします。時々、最後の休憩は爆睡してスルーしてるかな?くらい。

夜のサービスエリアの、深い夜に満ちる、澄んだ空気を吸いながら空を仰げば、星が良く見えて。

すぐそこには高速を走る車、反対側には眠りについた街。
まだまだ仕事中の者と、到着を待って眠る者。

どこにも当てはまらない休憩中の私は、なんだか全ての狭間に立っている気分になって、バスやトラックのエンジン音を聞きながら、少しだけ冷える風を浴びて煙草をふかす。

そんな特別であり、旅の普通にもなっている、十五分の休憩時間がたまらなく好きです。

冬場は寒くて、そんな風情ある景色に浸る余裕なんて無いんですがね。
秋とは言えど、今回の休憩中ですら、指先が凍えるくらいはしそう。冷え性なせいもあるんですが。その分、彼に密着して眠るので、それはそれでアリ。

そのまま数時間バスに揺られたら、あっという間に新宿へ。

朝の新宿も大好きです。
少しずつ新しい一日を迎えようとしている都会の中で、ただ一人、夜更かしを終えてうつらうつらしているような、眠気の余韻が漂っているのが面白くて。

ああ、でも、道端のゴミや吐瀉物はいただけないですね……。あとナンパとスカウトも。
こちとら寝起きでしょぼしょぼなので、油断まみれの隙まみれ。
痛い目見ないように、降車地点を変えたら?って感じですが、東京駅周辺より圧倒的に暇つぶしの場所が多いんですよね……。

よく行くところは、ネカフェやカラオケ。
凄い安いネカフェに行って身支度をする時もあれば、カラオケで歌ったり横になったりしながらぐだついたり。

あと銭湯もいくつかあるんでね、のんびりお風呂に入って、ガッチガチになった身体をほぐすこともしばしば。
バスに乗ってても腰をやられるタイプでは無いのですが、やっぱりちょっとは寒いし、乾燥してますから。眠気覚ましにもぴったり。

お腹が減ったら、つるとんたんを食べに行きます。
ここは夜行バス明けの体に染みる優しいお出汁の味が最高。
しかも別の卓から聞こえてくる会話には、夜の世界の余韻が色濃く残っていて、東京に来たんだな〜って実感します。

東京や関東圏の生活には憧れるけど、この長距離移動だからこそ得られる実感が好きだから、どうしても地元から離れられないんですよね。

あんまり書きすぎると、旅行の後で書くことが無くなっちゃうから、今日はここまで。

次の更新は、火曜日の予定。
ただ、もしかしたら疲れて少し休むかもしれないので、一応「予定は未定」って言っておきますね。

それでは、行ってきます。

乾杯〜🍻

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