僕が素敵だなと思うもの。そして、大堀小再生の糸口。

浪江町の隣は小高と呼ばれる街です。
駅のマークがある「小高」というところですね。

僕が小さい頃は小高町だったので、南相馬市に合併された時は衝撃でした。
「あ、町が変わった。」そんな感じでした。

と、そんな小高ですが、震災後は浪江町と同様に一時的な避難指示区域になっておりました。
原発事故前の人口は12,000人ほどで、現在は3,600人ほど。https://www.city.minamisoma.lg.jp/material/files/group/11/kyojyuujinnkou_011231.pdf


浪江町に比べたら人がたくさんいて、もう羨ましいんですよ。
しかももっと羨ましいのが、「小高産業技術高等学校」という高校があることですね。街に高校生がいるというのは本当に羨ましてく、明るさが生まれるんですよ。若いですもんね(おい、22歳)。

僕は小高に仲良くさせていただいている方がいるのですが、その一人が小高ワーカーズベースの和田さんです。

画像1


(参照:https://owb.jp/


和田さんは22歳の僕とも気兼ねなく話してくれる気さくな方でありながら、小高のビジョンを語るときの眼光は鋭いものがあり、そのギャップにいつも驚かされてしまいます。
和田さんは「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」という何とも格好いい言葉を残して活動していまして、コワーキングスペースやゲストハウス、ハンドメイド事業など様々なビジネスをしているんですが、僕がもう本当に羨ましいのが、ハンドメイド事業。
その名も「HARIOランプワークファクトリー小高

画像2

(参照:https://lwf-odaka.owb.jp/


HARIOとは、みなさん聞いたことありますよね。
カフェ好きの僕からすると、「コーヒー器具じゃん!」と思っていたのですが、実はガラス器具の会社だったんですね。
https://www.hario.com/about_us.html
実はアクセサリーもHARIOは作っているのですが、後継者不足に悩んでいて、その話を聞いた和田さんが実際に HARIOの担当者に会いに行って小高でやることになったというかっこよすぎる話。
この話の発端になったのも、小高に帰ってきたはいいけど、働き口がないお母さんたちの働き口をどうにかできないかという地域の課題から生まれたものでした。


僕、正直あんまりコワーキングスペースとか得意な人間じゃないので、和田さんの他の事業はあんまり興味ないのですが、このハンドメイド事業は本当にイカしてると思うんですよ。
だって、もう絵が最高ですよねw(詳しくはHP見てください)

この前の記事で母校の小学校のことを書いたのですが、こんな事業が大堀小学校でできたらいいんじゃないと思うんですよ。
正直大堀小学校になんて誰もこないので、そこに人を呼ぼうといろんなことを考えることはできるんですが、お金がないと維持はできないので、その維持のために何か事業をしようと考える方がいいと思うし、僕はそっちの方がかっこいいと思うんですよ。
しかも和田さんはこのハンドメイド事業で、ビームス・ジャパンで取り扱いがスタートされたんですよ。
https://www.asahi.com/and_travel/20190928/145703/


若い人が働きたくなる環境とかみんな声高々にいう人がいると思うんですが、僕は「ビームスに俺の商品置いてる!!!」みたいなのが結構重要だと思うんですよね。
「この車の部品俺が作ってる!」みたいなところだと思うんですけど。

そして、もう一つこの取り組みの素晴らしいと思うところは、スピンオフした自社ブランド「イリゼ」が出来上がったことです。

画像3

(参照:https://iriser.owb.jp/about/


これ、和田さんのところにインターンに来ていた大学生たちと協力して作り上げたブラントだと、僕は認識しているのですが、
こんなブランドを立ち上げられるって、若者の感覚からするとすごいかっこいいことだと思うんですよ。
この一つの製品にすごくストーリーが詰まっている
そんなこだわりあるものを、今の若者は好きだし、僕は作っていきたい。そしてそれが大堀小学校みたいな場所でできないかなと思います。
だって若者集まってくるようなかっこよさがそこには隠れてると思うんです。
あげる人がいれば、もうすぐあげてます僕これ(笑)

そんなことを思いながら、和田さんのハンドメイド事業を勝手に宣伝させていただいちゃいました(笑)
大堀小学校でもこんなイカした事業を僕はやっていきながら、毎年維持費を稼げるぐらいになればいいと思うので、何かいいのがある方お教えください!(笑)

と書きながら、どんな絵を大堀小でつくっていきたいかを細々と考えていきたいと思います。
おそらく一瞬の盛り上がりではなく、継続的にそこの人がいる景色がいいんだと思ってます。

でもやっぱ、花でディフューザーとか作りたいな。
浪江町では頑張ってる花農家さんがいるので!
今度記事はそんな花農家の話をしよう!

画像4

(撮影by自分。浪江の花畑inハウス。なんで夜w)

それではまた今度!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?