Sena.

こころの本棚📖 詩や文字を書いたり創ったり、ウクレレの弾き語りをしてます。

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マガジン

  • ひかりの欠片

    日々の欠片から言葉を綴ってみたものです。 ほんとも物語も希望もさみしさも

  • diary

最近の記事

空も飛べるはず

半年ぶりの飛行機の離陸中、 わたしはそんなことを考えていた。 そして、どうかこの飛行機に乗っている人達と 無事に着陸しますように。 そう心の中で祈っていたら イヤホンからはスピッツの 「空も飛べるはず」が流れ始めた。 そうか…よし、きっと大丈夫……! そんな曖昧で、ささやかなメッセージにすがるほどには 旅に向かう飛行機というものはわたしにとって 『たのしみ』であり、『こわい』ものなのだ。 高いところとジェットコースターは苦手。 あのヒュんってなるのが怖くて。。 生き

    • 満月の代わりに

      2022.6.14  今日は満月。 なんだか久々に感じる。梅雨に入ってからは太陽にもお月様にもなかなか会えなくて、そしたらカラダも心もすこしだけ元気が出なくてね やっぱり太陽もお月様もすごいんだね。 これから来る夏はめいいっぱい感謝しながら お日様浴びて、たくさんお月見するのだ! ってそうそうそう、今日は満月。 でも夕方には空が曇ってたからたぶん月は見れないかあって思いながら帰りにお花屋さんに寄ったんだけどそのお花屋さんでね、見つけたの。 ディスプレイのスポットライト

      • 『 明日、お花を買いにいこう 』

        最近、 やっと人生を楽しめてきている気がするのです。 お布団にくるまりながら今、ふとそんなことを思いました🌙 学生でまだ子供と呼ばれてた時を経て 卒業してお仕事をし始めて、恋に仕事に生活の中で やっと自分の生きづらさや弱さに気付くことができて それから周りの素敵な人達が 楽しみ方や心との向き合い方を教えてくれて だけどやりたいことや好きなことの中でもずっともがいていて、傷つけたり傷ついたり、苦しくて泣いたり感謝して泣いたりすごく大変なのに楽しくて仕方なかったり。 そして今

        • 春の嵐、終わる頃

          ひとりでいると思ってた。 愛はもう振り向いてくれないんだと泣いていた。 見えているこの世界の中の自分は、あの日と同じ理由で嘆いていて、情けない自分を慰める涙はこぼれるままでいた。 そんな日に手紙が届いた。 それは、いつか出会った小さな小さな白色の花が、わたしを想い、寄り添い、祝福の言葉を書き綴った柔らかい愛の香りがする手紙。 忘れていた優しいことばで溢れた文字には、愛が写っていた。 時々見えなくなるこの気持ちは、いつも誰かが見せてくれていた。 それさえも忘れて土

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        • ひかりの欠片
          5本
        • diary
          4本

        記事

          さよならのオレンジ

          このオレンジ色が 今日で最後だとしたら。 わたしはどんな風に目に焼きつけるのだろう 誰の顔を思い出して どんな時を思い出すだろう 瞬きのスピードで流れていく景色たちを 全て置いていく 一人で見るオレンジ色の時間は 思っていたよりも長く感じた だけど、最後の時まで目を離さないでいた すこし遠くにいた人も 同じようにずっと眺めていた 音楽が流れ出して その人は自転車を走らせて帰って行った 空を漂うピンク色 座ったベンチの派手な檸檬色 静かにわたしを乗せた灰色の道

          さよならのオレンジ

          煌めき

          小さな屈折。 光が光を煌めかせている。見逃さなければそれは何処までも遠くへ突き進む。 時に滲む涙の角で。愛しさに細めた瞳のまつげの端っこで。足元に転がる石ころの真ん中で。夕陽が沈む水平線の隙間で。届かなかった想いの隅っこで。 この瞳に映る煌めきをずっとずっと追いかけていたい。 ほんとはずっとそう言ってあげたかった。 言えなかった。信じてほしかった。信じていたかった。あの日のままで。 生きていたい。生きていてほしい。 光を探していたい。 だけどね、ちゃんと覚えている

          煌めき

          春の雨

          新しい季節の始まり。     わくわくとした希望に溢れた胸の裏側に、 見えない未来への不安と、 もう会えなくなったあの人の姿。 はやく消してしまいたいはずなのに、 何度も何度も思い出してはそこに留まろうとしていることに気づく。   窓の外から見上げた空は どこまでも灰色だった。   そのことに僕はなぜかひどく安心して、 しばらくの間おなじ景色を見ていた。 本当は、いつだって何処へでも行けることを僕は知っている。 玄関のドアを開ければ、この足で、知らない街にも行ける

          春の雨

          9月最後の珈琲に溢れてきた言葉達

          いつも行く好きなカフェで温かい珈琲を頼んだ。 ここの種類豊富なハーブティーもホットチョコレートも好きだけど、今日は珈琲がいい。 ミルクの入った珈琲。 カフェラテとカプチーノの違いを思い出そうとしたけどよく覚えてなかったので、いつもは飲まないカプチーノにしてみた。こういう小さい冒険は結構好き。 やってきた白いカップの中に小さなハート。 かわいい、、心で呟きつつ1口。 とても柔らかい味。少しだけ砂糖も入れてみた。ふわ〜っと甘くなって嬉しくなって頬が緩んだ ☕️ ゆ

          9月最後の珈琲に溢れてきた言葉達

          春のせいにして、

          すこしだけ頭が痛い それが低気圧のせいなのか、今日のダメダメだった自分へのやるせなさからなのかはわからないままにした 全部、ただ、春のせいにしてみたい。 やらなきゃいけないこと に丸ごと蓋をする はやく会いたいのにまだ会いたくないとも思う 言葉に触れたいと思うと同時に、言葉なんてどこにもない場所に行きたいと願う そんな答えのでない気持ちをひとり彷徨う夜 全部、今はただ、春のせいにして。 #春 #散文 #詩 #ことば #エッセイ #夜

          春のせいにして、

          はじまりとおわりを描く人たち

          好きな歌。 お気に入りの小説の物語。 観るとボロボロと泣いてしまうあの映画。 どの作品にも必ず「はじまり」と「おわり」が存在している。そしてそれらがあってはじめて、「ひとつの作品」が出来上がる。 わたしはこの”はじまり”と”おわり”を描けるひとたちのことをめちゃくちゃ尊敬している。 わたし自身もモノづくりをすることは好きで、自分がモデルさんにメイクをしたりと、1つの”世界”を作ることだってある。 photoby.(@shinobustar) だけど、特にわたし

          はじまりとおわりを描く人たち