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うりずんの季節

3月21日

うりずん

沖縄で、春分から梅雨入りまでの時季。
旧暦の2月から3月ごろ。

[補説] 「潤い初め」の変化したもの。

まさに今の時期。
この時期に吹く、ちょっと湿気を帯びた風のことを、
「うりずんの風」という表現をする。

今思うと、
長く県外で暮らしていた頃に、いつかは沖縄に帰ろうと思えたのも、帰省時にこの「うりずんの風」を感じた時だった。

自然に触れて、沖縄の温かい人たちに触れて、真っ直ぐ一生懸命な想いに触れて。
春分の日を含む連休はそんな時間だった。


今日は花祭りをしているからという事で、自然テーマパークに母と妹と行ってきた。

そこのお花がどれだけ素晴らしく、
美しいかを熱く語る母。
いつ行ったの?と聞くと、なんと20年以上も前。

実際に行くと、
たしかに園内はキレイに整備されてて感動があったけれど、母の目的であったお花が、ほとんどといっていいほどなかった。

20年という年月は、街も変わるし、
人の捉え方、感性も変わるには十分な長さである。

私もきっと一度は訪れたことがあるのだろう。
どこか懐かしい気がした。

クライマックスは、突然訪れた。
エントランスをくぐり、
園内に入ってすぐ木々の間を通る風を感じたところだった。

うりずんの風

気持ちいい。

東屋で手作りお弁当をいただき、
園内をひと通り散策して、
水上ボートツアーに参加して、
それはそれで充実した時間。

仕上げに、美味しいコーヒーが飲みたい!
ということで、
それこそ幼少期に(20年よりも遥かに昔)よく家族で宿泊していたホテルのラウンジへ、お茶に立ち寄った。

そこは、何十年経っても変わらない居心地の良さがあって、何だか安心した。

またいつか、ぼーっとのんびり泊まりにきたいな。
ぼーっとのんびり。
あれ、そういや私、もとからそんな時間の過ごし方ができないタイプだった笑

東屋でいただいたお弁当
昔から変わらない景色

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