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就職はスタートに立つ審査過程

新型コロナウィルスの影響で大混乱の世界中。通勤・帰宅ラッシュはあるものの、「テレワーク」という働き方が出来たせいで通勤する回数が限られている人もいることでしょう。

これほどまでに、冬の風邪予防とホコリが多い環境以外にマスクを装着しないと行けない環境になるとは思わなかった。

私が社会人デビューしたのは、2005年4月。4年制大学の建築学科を卒業して現場監督として採用してもらえた、愛知県の一宮市に本社がある建設会社に入社した。私の実家は東京だったが、その会社にあった社寺工事部というお寺関係の仕事に魅力を感じて入社したのでした。

実際はその部署に配属されることなく、新築マンションの施工管理が中心のまま入社1年半で民事再生法申請により、会社の業務停止。家と往復していた新築現場も工事中断となり、ひたすら会社待機の末に転職をすることになったのでした。

この流れだと「不運な会社だったね」と思ってくれる人もいれば、「倒産するような会社にしか入れないあなたの実力」なんて見下しな思いを感じる人もいることでしょう。

「何をするにも全ては自分に責任がある」そんな言葉もありますが、就職する会社と関わる人で人生は大きく変わるものです。順風満帆に安定した会社か公務員人生で定年を迎える人もいれば、陰湿過ぎる上司の影響で自殺にまで追い込まれる電通の女子社員もいるものです。

私も大学生の時は社寺建築に憧れつつも「大手の会社に入りたい」という気持ちがあり、名のしれた準大手と中堅ゼネコンの入社試験を受け続けたが、全滅だった。

業界を問わず、各業界のトップ企業は「大学推薦による入社試験制度」を取り入れているようで、大学や各学科の就職課の担当と面談をして人間性以外に在籍中の成績が重視されて、推薦できるかの審査に入るようです。

その後、会社によっては各大学に出向く「リクルーター面談」を取り入れて、筆記試験から始まるようです。私は大手には唯一一般応募が出来た清水建設の地域職採用に応募して、筆記と面接がセットの1次試験を受験したものの全く場違いで通用しなかった記念受験で終わった記憶もあります。

「この会社に入りたい」という思いで応募する学生と、「うちの会社に合う人」「知識や能力を満たしている人」を欲しがっている会社の相互の思いが合致しないと採用には至らない就職活動。

「とりあえず給料がもらえるなら、どこでも良い」と考えて採用してくれる程甘くはないし、そのような方は会社員以外の道を選ぶべきだと学生の頃は思った。

ただ、社会人を15年以上経験し、10社近くの会社を渡ってきた私が感じることは「生活のためと割り切って仕事をすることも大切だが、自分には会社員は向かない」と強く感じている。

上下関係、役職者の指示が絶対という考え、変わらない日常と給料、力を合わせて協力を強いられる仕事・・・・そのような一致団結を強要して、受け入れられる人と無理な人。

正社員だから良い、公務員だから一生安泰、そのような考えを受け入れられるかは人それぞれです。本当に自分が働きたい道はどれなのかを、学生の時から見定めて行動するべきです。                      

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