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生きる事に限界ですか?「不安」や「恐怖」の簡単な処方箋とは…

今日は質問を頂きました『私は現在18歳で、小さい頃から対人恐怖症に苦しんでいる引きこもりです。いつも他人の視線が怖く、自分を評価し、裁いているようで恐怖を感じるのです、外の世界は不安で、自分の小さな部屋が唯一の場所です。でも、このままではいけないと分かっていても、どうやって一歩を踏み出せばいいのかわかりません。アドバイスをいただければ幸いです。(ヒーコ・18歳)』

まず、私たちの本質というのは本来、形も実態もない意識です。
創造性と叡智に満ちた、何にも脅かされない純粋な意識なのです。
ヒーコさんもそうです。
この事をヒーコさん、最初に、心に刻み込んでおいて下さい。

それゆえに、今、この瞬間あなたがどんな意識状態なのか、
とても大切になってきます。

今、あなたの意識状態はどのようなものですか?

その「今」のあなたの意識から、次のあなたが再生されてきます。
未来は、「今」この瞬間、あなたの心から生まれてくるのです。
これが「引き寄せの法則」と言われてる現象です。

「いつか」は「いつか」ではなく、「いつか」は「今」です。

「今」に居れば、そこに恐怖は存在しません。
これは以前の記事(2023年10月9日:人間にとって一番大事な事とは…)
を参照にしてみて下さい。

もしヒーコさんが恐怖を感じるのは、
ヒーコさんが「今」から離れているからで、
逆に言うと、恐怖や不安は、
「今」からズレてますよという、あなたへのサインとも言えます。

人は「今」からズレ始めると、様々な混乱や不安を生み出し、
それに自分が同調することで、
さらに目の前の物事はリアリティを増してゆきます。

そしてあなたの中で、より不安や恐怖が広がってゆきます。
したがって、いつも「今」にいることを心掛けましょう。

では、私たちは、どうやって「今」に留まればいいのでしょうか?

詳しくは、またお話しますが、
簡単な方法としては呼吸に意識を向けるといいでしょう。
なぜなら、呼吸はいつも「今」行われているので、
呼吸に意識を向ける事で、私たちは、自然と「今」に戻ってきます。

ヒーコさん、
もし、またあなたの心に恐怖が押し寄せてきたら、
まず大きく深呼吸を何度かしてみましょう。

そして、あなたが感じてる、その不安や恐怖の現象と距離を取り、
まるで、映画のワンシーンを見てるかのように、
客観的にその状況を傍観してみましょう。
どうすればいいかというと、やり方は簡単です。

例えば、その不安や恐怖を感じる自分の感情に
「恐怖さん」「不安さん」という名前をつけてみます。
そして、その感情が、あなたの前を通り過ぎてゆく動画を見るように、
自分は、一歩引いた感覚で、眺めていると思ってみましょう。

あなたは、ただの傍観者として、その動画を見つめながら、
「恐怖さん」や「不安さん」が自然に通り過していくのを
静かに見届けます。

これだけです。

いいですか…ココはポイントなので、もう一度まとめますね。

その①
深呼吸:
恐怖を感じたら、まず大きく深呼吸してみましょう。
これによって心を「今」に戻す。

その②
名前を付け客観的観察:
恐怖の感情を「恐怖さん」と名付け、映画のワンシーンを見るかのように、距離を取って「恐怖さん」を傍観する。

その③
恐怖の通過を見届ける:
傍観者となったあなたは、自分と、自分の感情から切り離された
「恐怖さん」が自然と静かに通り過ぎていくのをイメージする。

このステップにより、
今後次々と現れる、不安や恐怖といった感情を、
あなたは映画のワンシーンのように眺めるだけでいいです。

あなたはそれに同調せず、距離を置いてみてください。
同化したり、感情に飲み込まれたりすると、
不安や恐怖が強まり、あなたはさらに、苦しくなります。
そうすると、苦しみのあなたから、
次々とまた同じような動画が繰り返され、
あぁぁ結局、何も変わらないんだぁと現実が虚しくなってきます。

ヒーコさん、過去に起こったことはもう過ぎた事です、
起きた出来事よりも、これからどうするかを考えていきましょう。

もしまた不安や恐怖が襲ってきたら、
先ほどの①~③をやってみて下さいね。
最初は上手く出来なくても、何度も繰り返していく内に、
だんだんと自然に身についてきます。

「今」の意識状態を変えることで、
あなたに全く別の新しい扉が開かれてきます。
この変化が、あなたの人生に新たな可能性をもたらす事を願ってます(^^♪

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