勝手に茉叶賞 2022鶴亀短歌
鶴亀杯も今日でフィナーレですね!
投句の方は、1年前のアポロ杯から参加させていただいていますが、勝手に茉叶賞の発表は今回が初めてです。
勝手に茉叶賞 2022鶴亀川柳
勝手に茉叶賞 2022鶴亀俳句
受賞したみなさま、おめでとうございます!!
そして、嬉しいコメントありがとうございました。
勝手に茉叶賞 2022鶴亀短歌、発表させていただきます。
短歌が一番難しかったです。(私自身が馴染みが薄いためと思います。)
どうにかフィナーレの前に間に合ってほっとしています。
(勝手に賞の方は、明日以降でも構わないと思うのですが)
Finnさん
331.晴れた夜見上げなくてもすぐわかる満ちていること欠けていること
332.知らぬのに興味本位でやってみて冒険してるここんとこずっと
どちらも素敵だな〜。こんな生き方したいなと思いました。
ありがとうございました。
白さん
327.夏休み何も変わらぬ日々なれど空刻々と姿を変えて
夏休み、無為に過ぎているように感じることありますね。
あっという間に終わってしまう。
今年の夏なんて、暑いだけ。
でも、俳句をやっているからか、毎日空を眺めると毎日違う雲がわいています。
空の色が変わっています。
白さん、ありがとうございます。
あぷりこっとさん
326.それぞれの想いの深さに傷ついて心あるのに足りない言葉
325.今月も笑顔見せ合い語り合う一期一会の覚悟持ちつつ
324.涼やかに緑の風の吹き渡り日々の愁いをしばし忘れる
三首すべてに共感いたしました。
表現しきれないので、今回は言葉少なで失礼します。
ありがとうございました。
chiyoさん
313.まだ来ぬとバス待ち侘びて仰ぎ見るジリリ照らされ右手右頬
停留所でバス待つことあるので、わかりますぅ。
右手右頬がいいなと思いました。
chiyoさん、ありがとうございます。
高見純代さん
306.微笑んでどんな時でも微笑んで逢う人々に愛を贈らむ
微笑んでいたいと思います。微笑むと自分も和らぎます。
茉叶makanaはハワイ語で贈り物で、愛を贈りたいと、この名前を使っています。
辛い時も微笑んでいらっしゃる高見純代さんには頭が下がります。
高見純代さん、ありがとうございます。
すうぷさん
303.指あてて想ひをなぞる水槽のはちきれそうな歌声微か
水槽やガラス、なぞりたくなることありますよね。
そこへ、はちきれそうな歌声微か。
突然の歌声、誰の歌声なのか。また、はちきれそうなのに微か。
魅せられます。
すうぷさん、ありがとうございます。
Kobayashi muさん
298.手をかくとぐんと進むのうれしくてわたしは真夏のあざらしになる
手をかくとぐんと進むのうれしくて、本当にぐんと進みますよね!
女の子だったら、もっとかわいいのになるのかなと思ったら、あざらし。
でも、この「真夏のあざらし」が効いていると思いました。
他の二首も合わせて、楽しくなりました。ありがとうございます。
七田苗子さん
254.蝉時雨聞こゆ誘ひに傾けど密かに待つる君の言の葉
情景が浮かびます。蝉時雨と、まだ発せられていない君の言の葉の対比。
「密かに待つる」がなんとなく好きです。迷われていた御句より、秘められた感じ、自分を抑えた感じが、さらに君の言の葉が尊く感じます。
時間がゆっくり流れる時代へワープさせていただいたようでもあります。
ありがとうございます。
てまりさん
248.夏掛の裾よりのぞく父の脚細きに泣きて唯さすりけり
お父様と祖母では違うと思いますが、祖母の脚を唯さすったことあります。
247.父の待つ田んぼへペダル漕ぎし夏三つ違ひの妹連れて
3つ違いの妹と、畑で待つ母の元へ必死でペダルを漕いだ夏を思い出しました。
ありがとうございました。
御月秋枝さん
225.雨を浴び満開だった紫陽花の抜ける色吸い上げし青空
満開を過ぎ、紫陽花の色が抜けていく季節になると梅雨もあけ、きれいな青空が広がっていますね。
素敵な情景短歌をありがとうございました。
はみんぐばーどさん
214.雨音がマティスの「ジャズ」のリズム打つ雷鳴響きしばし足止め
雷鳴とマティスの「ジャズ」の取り合わせ素敵です。
213.夏祓静かに佇む菓子司残り三箱をそっと手に取る
はみんぐばーどさんの優しさが伝わってきます。
素敵な短歌をありがとうございました。
riraさん
205.星々を結ぶプロット思うまま描けばいいよ君だけの星座
riraさんの恋する短歌三首。
こんなこと言ってくれる恋人が隣にいたらなぁと思った一首でした。
恋から離れて、娘に言ってあげたいなーと思いました。
どんなに自由に結ぶんだろう。どんな絵(未来)を描くんだろう。
そして私にも、私が言ってあげようと思いました。
riraさん、自由で胸きゅんな短歌をありがとうございました。
はるのふみさん
201.高瀬舟光の粒子掻き分けて朗読の教師宇宙に漕ぎだす
先生の朗読を聴きながら、一緒に宇宙へ漕ぎ出したくなりました。
高校時代は、ただ眠かったり、周りの生徒が気になったり、指名されたときの準備で、授業中の文学の世界に浸りきることはできませんでした。
でも今、高校の教室に漕ぎ出して味わっています。
味わえなかった過去までも連れて行っていただきました。
ありがとうございます。
しちさん
196.短冊に書ける勇気をくださいとそれすらできぬわたしの願い
わかりますぅ。本当の願いごと書けない気持ち。とっても勇気がいる気持ち。
結局、あたりさわりのないことを書いてしまいます。
高校の時、クラスで短冊を書き、飾りました。
「充実した1年になりますように」
なにそれって友人に言われてしまいました。でも、充実した1年になりましたよ!
躊躇なく願い事が書ける娘が羨ましいです。
恵子さん
192.らしくあれ生ききる君を応援す離れて暮らすわが子を思う
私は「この子がこの子であれますように」と祈って、誓って娘を授かりました。
自分の娘に限らず、みんな「らしくあれ」と心から応援しています。
それなので、noteで自分らしくいらっしゃるみなさまと出会えてとても嬉しいです。
まだ「離れて暮らす」は体験していませんが、この一首を選ばさせていただきました。
恵子さん、ありがとうございます。
なおみさん
176.キミの肩顔をうずめて見惚れてた揺れるカーテンまどろみの午後
こんな午後、過ごしてみたいです♡
175.レモネードはじける苦さ胸に沁む君に逢いたい夏の片隅
こちらの気持ちもわかります。
でも、もう経験したくないかも。でも、これが恋の醍醐味かも。
なおみさん、素敵な恋の短歌をありがとうございます。
ファンシーローラさん
151.一球にかける想いは甲子園夢の舞台へ仲間とともに
甲子園出場応援したいです!
自分がやらなくっても野球部のある高校に進学すればよかったと思います。
仲間とともに甲子園を目指す。仲間とともに応援する。いいな。
ファンシーローラさん、ありがとうございます。
ゆずさん
144.夏休み乳母日傘に育てし子故郷戻らず哀感の母
乳母日傘、本当に大事に育てたことが伝わってきます。
お母様の哀感も一入でしょうね。
初めての夏休みだったりしたら、本当に帰りを待ち望んだでしょうね。
去年、一昨年、帰省できなかった子も多かったかと思います。
今年も夏に増加ですね。みなさまが安心して過ごせることを祈っております。
ゆずさん、ありがとうございます。
リコさん
141.あそこにもキラキラ光るさくらんぼリボンみたいに木々を彩る
さくらんぼ、リボンみたいで可愛いですよね。
今年、近所の公園の木にさくらんぼが実って、子どもたち、とても嬉しそうにとっていました。リコさんの他の短歌も、その時の様子と重ねて読ませていただきました。
短歌一覧で選ばせていただいてから、記事訪問させていただいたら、さくらんぼ狩りの素敵なお写真が!ありがとうございます。
くーやさん
122.発車後はスピードあげて振り切って景色とともにはしる雨粒
窓を流れる雨粒、見いってしまうことがあります。
スピードが速かったり、雨の叩き具合で、雨粒の走る速度も違いますね。
121.名を呼んで夏空の下駆けてくる小さき手が指す明日も輝け
こちらも好きです。
かわいい子がみえます!そして「明日も輝け」と言いたくなります。
すみません。下手なコメントで。ありがとうございます。
チズさん
94.ソーダ水グラス揺らせば歌い出すかりんかりんと氷の風鈴
氷の風鈴、いいですね♪ 少し、涼しくなってきました。
歌い出すも素敵です。豊かな時間を感じました。
95.はずされたえんどう豆の青いすじ唐草模様を流しに描く
こちらも日常の一場面を詠んでいらっしゃって素敵だなと思いました。
ありがとうございました。
あずきさん
93.波音が僕の気持ちを押し流し新しい日々静かに始まる
波音聴きたくなるときあります。いつの間にか、流してくれ、静かに立ち上がる。
素敵な一首をありがとうございました。
はるなさん
78.美ら海の波と君にさらわれた時間が浜辺に寄せては返す
寄せては返す。波だけではなく、君にさらわれた時間も。
77.大輪の花の灯りを手がかりに探した君の手僕の手の中
いいですね〜。
どちらの短歌も、ご一緒に追体験させていただいているようです。
恋の歌をありがとうございます。
みゆさん
70.逢いたいよ願いよ届け夏星座君の記憶よ永遠とわにこのまま
私も、(ドラマに触発されて)片思いの短歌を詠見ました。
片思い、切ないですね。でも、永遠にとも願ってしまう。
みゆさん、綺麗な短歌をありがとうございます。
葵花@365短歌さん
61.スカートが濡れないように腰で折る君の進路を応援している
最初、腰で折るがわからなかったのですが、君の進路を応援しているで、私も高校生のとき、制服のスカートを腰で折って調整していたことを思い出しました。
懐かしくなりましたし、中学生・高校生を応援したくなりました。
ありがとうございます。
リコットさん
53.麦茶には鉄のひょうたん入れるべし鉄分補給生き抜けむすめ
生き抜けむすめ、がいいなと。
鉄分大事ですよね!娘時代は乗り越えられましたが、妊娠・出産で鉄分不足を思い知らされました。我が家にはスヌーピーの鉄玉あります。
他の二首も好きです。
ありがとうございます。
沙々良まど夏さん
44.逆光と液晶見えぬサングラス逢魔が時へハンドルを切る
鶴亀俳句に付け句の形で短歌を詠んでいらっしゃいます。
(私も、前回の宇宙杯で俳句から短歌を作りました。)
勝手に茉叶賞では、「花菖蒲」の句を選ばせていただきました。
短歌では、違うものを選んでいました。
逢魔が時、ハンドルを切った先はどこなのでしょう?
素敵な俳句、短歌ありがとうございました。
友音さん
42.夏バテも追い越せるかと頬張ればキーンと響くかき氷の羽
かき氷の羽が素敵です。わかります、削られた氷の薄い感じ。
そして、口に入れたかき氷の羽。キーンとくる前にゆっくり味わってみたくなりました。
43.ポンと咲く花火の音が照れ隠しラムネ色した想いの果てに
こちらも好きです。
ありがとうございます。
わかさん
14.愛犬が私の椅子を占領し尻痛いけど許される
わかりますぅ。他の家族は許されないけど、愛犬だけは許される。
愛犬短歌にほんわかしました。
ありがとうございました。
十六夜さん
8.たゆたいて明日をも知れぬ水海月照らす海路は 我が月の道
明日をも知れぬ水海月と月の道の取り合わせ。
みなさん、何を想うでしょう。
静かに月の道を見たくなりました。
ありがとうございます。
みなさま、素敵な短歌を鑑賞させていただきありがとうございました。
そして最後になりましたが、スタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
また次回も楽しみです♪
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