わんだふるぷりきゅあ!の現時点での感想。+ひろプリの話など。

『わんだふるぷりきゅあ!』が面白すぎる!
毎週毎週楽しみすぎて、そのお陰でなんとか1週間を乗り切れている。

わんぷりは敵幹部が今のところ登場しない、バトルも封印という革新的なプリキュアではある。
20周年も迎えたわけだし、女の子だって暴れたいというコンセプトを崩してもシリーズとしては問題ない域まできてるよね。
私は今作のゆるい感じがとても好きだな。
個人的に、プリキュアはバトルやシリアスな場面よりみんなで楽しくわいわいしてる場面が好きだ。
でもそればかりだとプリキュアである必要がなくなってしまう、作品としてアイデンティティを喪失するからバランスが大事。

今回の17話もそうだったけど、プリキュアシリーズでは、物語の進行とバトル(お助け)の合間合間に日常パートが挿入される。
いろはたちは動物の赤ちゃんツアー、ということでみんなで動物の赤ちゃんを見て回って、みんなでお弁当を食べる。
でも途中から物語を進行しなければいけないから、日常シーンからユキとマユの関係の話にグラデーション的に移り変わる。
2クール目、多分20話くらいまではこのまま猫組の2人に焦点を当てるのかな。

今回、キュアニャミー初変身バンク回ということでいつもよりもガルガルが出るのが少し早かった。
それでも、わんぷりは従来の作品と比べると日常シーンもギャグパートもとても多い方だと思う。
ストーリー進行と関係ないやり取りが見れると嬉しいからこれからも適度にあってほしい。

プリキュアってほとんどの場合1話ごとに意味がある。今回のテーマというのが。
初変身、敵幹部の登場、ピンチ、新しい力に目覚める、喧嘩回、日常回、学校回、合宿回、ハロウィンなどのイベント。
4クールの中で意味のない話なんてなく、うまくバランスを取りながら最終決戦に向けて進行していく。

今作もキュアニャミー登場、キュアニャミーの正体に迫る、マユにプリキュアバレ、ニコガーデンやメエメエの掘り下げ、親にプリキュアバレといったように段取り的にストーリーを進めていて、そういった意味ではわんぷりはしっかりとプリキュアシリーズだな、という感想。
バトル、肉弾戦がなくても核の部分は変わらない。

でも、何らかの危機があってそれを乗り越える一生懸命に頑張る姿を少なくとも2クール目終わるまでに見たいけど、どうだろう。
力を合わせて困難を乗り越える、成長するという描写が少ないよね。
いろはのみんなを繋ぎ合わせるような優しさカリスマ力、料理が苦手で嘘をつけない不器用さを丁寧に描いてきてるけど、それだけでは終わらないはずだから。
こむぎも、もっと動物の範疇を越えることへの問題提起というか、「ぷりきゅあばんばれー」できる展開がほしいですね。
これからの展開に期待。

毎回毎回困難を乗り越えるようなシリアスなストーリーである必要はなくて、でも私がプリキュアに必須だと思っているのは、「プリキュアモードにSWITCH ON!」の歌詞の
ぱわふるkawaii がんばるガールズ
このフレーズ、プリキュアを端的に表せててすごい。
わんぷりはどういう結末を見せてくれるだろう。プリキュアのパワフルさ、絆、ひたむきに頑張る女の子からしか得られない感動が見られたら嬉しい。
例え私の望むラストではなくても、プリキュアはプリキュアであるというだけで尊いけどね。



※ここから主題とはズレます。

前作だとソラちゃんの心の成長が序盤から描かれているストーリーだった。私はひろプリはかなり傑作だったと思う。
仲間を信じることを学んだ第5話、挫けても大切な人のために立ち上がることを学んだ23話。
本当に2クール目終盤にかけてめちゃくちゃ面白かった。
ひろプリの後半は他メンバー、特にましろの成長に焦点が当てられていた気がする。ましろは優しい、じゃあ具体的にはどういった優しさなの? という部分の補完。
自分の夢へ向かって頑張ることや、弱者であるバッタモンダーとの絡みを通じて。その集大成がプリズムシャインというわかりやすく表現されてて良かった。

最終決戦、私はとても面白かった。アンダーグ帝国との"国同士の戦争"をテーマにするところは興奮した。
怒涛の展開でスキアヘッドの嘘っぱち洗脳エンドは批判も多いけど、プリキュアシリーズの終盤は盛り上がれば何でもいいと私は思っちゃうな。
内容とか整合性とか、そういうのは女児向けアニメゆえ、ある程度分かりやすい完全懲悪にしなければいけない都合とかがあるから。
もしもスキアヘッドに本当にどうしようもない事情があって、それぞれの正義があってどちらが間違っているとかではないんだ、みたいなところまで踏み込むのは女児向けアニメとして正解とは言えない気がする。収集がつかないよね。

だからプリキュアが一生懸命頑張って、自分の答えを見つけようと葛藤して、プリキュアの力の本質は敵を倒す強さではなくて、救う力なんだ、と。それで100点満点。
これに関しては『ハピネスチャージプリキュア!』の映画『人形の国のバレリーナ』を見て強く思ったことだ。
あの映画で、みんな幸せハピネスにすることはできないのかな、というラブリー自身がプリキュアの限界、自分の手には救えない人がいるということを突きつけられる。
確かに現実はそうなんだよ。でもプリキュアは最後まで諦めない。プリンセスや仲間に励まされてもう一度立ち向かうラブリーはかっこいい。
プリキュアって最高なんだって思える。

それでいいんだよ。最後、勧善懲悪的に敵を倒して解決して、つむぎちゃんの足が治るのは流石にやりすぎ感あったけど、でも私はこの映画が本当に好きだ。プリキュアとは何かということが詰まってる。
思い返すとやはりプリンセスが良いキャラだったよね。あの映画のギャグパートほとんどプリンセスだし。
ハニーもフォーチュンもかっこよくてハピネスチャージプリキュアってとてもバランスが取れてるチームだと思う。追加戦士いなくて正解だった。 
キュアハニーに関しては、私のハピプリの中の推しキャラで語りたいことがいっぱいあるけど今回の趣旨とはズレるので割愛する。



ひろプリはダークキュアスカイとか、マジェスティのなんで私たちは5人なんだろう云々のセリフのシーンとかめちゃくちゃ感動したよね。
あと、ソラちゃんとましろの関係性について語りたいこととかもあるけど、ソラましについて話そうとするとかなり長くなっちゃうので、また後日機会があれば執筆します。

私は書き始めると主題脱線するというか、どうしても長くなって読みにくくなってしまうので、改善しなければ。
2000文字も3000文字もあったら、そんな素人の文章をわざわざ時間を削ってまで全部丁寧に読んでくれる人はなかなかいないと思うから。読むとしても飛ばし飛ばしになっちゃうよね。
でも、わんぷりの感想から付随して、思っていることを色々書けたので良かった。
ちなみに私はひろプリの中だとキュアプリズムが一番好き。

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