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マケスタ×DMM MARKETING CAMP「大変革時代に売上を伸ばしている企業のマーケティングトレース」を覗き見!

10週連続でマーケティング最前線のみなさまの講義を聞ける、マケスタ×DMM MARKETING CAMP 2週目に参加。

今日のお題は「大変革時代に売上を伸ばしている企業のマーケティングトレース」。このコロナ禍で特徴的な動きをした企業のマーケティングを分解してみよう、ってことで、覗き見。開催に気がついたのが1週目終わった後だったので今日が初参戦。講師はブランディングテクノロジー株式会社 執行役員 黒澤 友貴さんです。

マーケティングとレースとは?

マーケターの筋トレ。
デザイナーはUIトレース、エンジニアなら何かしらの言語を学ぶ、みたいなこと。ではマーケターの基礎トレーニングって?
→ マーケティングと経営をつなぐ思考を鍛えるトレーニング
  = 良い戦略をトレースして頭の中の引き出しを増やす
  = マーケティング戦略を描く力を鍛える
→ 組織やチーム内で戦略の共通言語を作る
  = 自社分析にもつかえる!

基本戦略を理解せずに、SNSや広告などの細部から入ると仕事がつまらなくなり、成果も出にくい
→ 基本戦略を理解できる力をつけよう

マーケティングトレースのやりかた

分析の流れ
1.  テーマ企業を決める
2. フレームワークで分析する
3. 自分がCMOだったらを考える

分析のポイント
・自分が好き、成長していてソーシャルグッド
・ビジョン、戦略、戦術を一気通貫で考える
・CMO視点で無理やり視座をあげて考える

マーケティング戦略の考え方ステップ

・外部環境の理解(PEST分析/5Forces分析)
・差別化要素の明確化(STP分析)
・価値の届け方を決める(4P分析)

STPと4Pの全体像を読み解くのがマーケティングの基本

アパホテル

戦略特徴は?
次期中期5ヶ年計画から
・ポジショニング:駅近&都心
・ターゲット:ビジネスパーソンをメインターゲットに

元谷社長を徹底的に露出することにより認知を獲得
業界では珍しい女性、広告やメディアなどにも出演し、広告塔として認知ををあげる

都心に全リソースを集中=都心のビジネスホテル第一想起
なぜ都心駅近に出店ができるのか?
→ リーマンショックで土地価格が下がったタイミングで土地を購入。不況のタイミングで逆張り投資をしたり、他者がやっていないことをする意思決定をしている。

社会性のある行動をいち早くとる
=社会第一の行動をすることでブランドに対する好意度をあげる
・新型コロナの「軽症/無症状患者」をいち早く受け入れ
・東日本大震災でもクローズせず、備品や食料の提供なども行った

=知っている(認知)+知っている人が使える(配架/ユーザー接点)+好き(好意/好感度)がきちんと押さえられている

任天堂・どうぶつの森

・ポジショニング:自由度が高い/関わり方が能動的

仮説:非常事態時に生まれた自由に楽しく過ごしたい、やっぱり人と繋がっていたいという欲求に応えたからブームになった
→ なぜ任天堂がそれを生み出せたのか?
  → 理念を実現するためのものづくり体制&投資+価値を守る法務組織
→ 優れたプロダクト/マーケティングの裏側には優れた組織文化がある
→ 組織文化から競合優位性が生まれる

具体的に「何をしているのか」ではなく「なぜそれが実行できるのか」も重要。

NewsPicks

コロナ禍でユーザー登録者が3倍になったのはなぜか?
→ 新しくて不確実なことを、わかりやすく伝える(動画、インフォグラフィックス)
  → 変革とアップデート好きな顧客の心を捉えるコンテンツ
  → 時代の先を読むコンテンツをわかりやすく伝える
  → 優秀な編集者/ライター/デザイナーの採用

不況でも成長する企業の特徴

・ブレない戦略方向性
・戦略の背景にある強い組織文化
・社会や顧客ニーズ起点で戦略を描く

優れたマーケティング戦略の裏側には、優れた組織文化が存在する。

マーケティングが上手な企業は?
=第一想起獲得が上手

戦略を考える情報を集めるポイント

・どの領域の情報をインプットしているのかを意識すること
 ・発信者:自社公開情報、第三者公開情報
 ・カテゴリ:市場/業界、財務、顧客情報
・詳細情報が簡単に手に入らない時は?
 ・迷ったら顧客起点で考える
 ・誰がどんな価値を感じながら利用しているのか
  機能的価値/情緒的価値/自己表現価値
 ・TweetDeckで追加リサーチ
  簡易ヒアリングで拾ったキーワードをエンゲージメントの高いコミュニティでシェアされているコンテンツを閲覧
・差別化要素を理解する
 ・「なぜ顧客に選ばれるのか?」を競合を含めてマトリクスに書き出す
  → 顧客が自社を選ぶ理由/競合が真似できない

ポジショニングマップの考え方

・重点顧客の想起ができる
・競合との違いが表現できる
・組織の共通言語になる

4P分析の視点

・どの要素が優位性につながっているか?
・どの要素同士がつながっているか?
→ それによってどのような戦略が生まれているのか?

まとめ

あんまり深く考えずに参加してみたけど完全にマーケティング門外漢すぎてわかんないことがいっぱい・・・w

でも知らないことを知るのは楽しいし、新しい視点を手に入れた気分。
自分ができることを増やすのも大事だけど、自分と違う世界があってそっちではどんなことをしているのかな?っていうのを知っていることの方が大事だと思ってるので、共通言語作りに来てよかった。

資料



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