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#15 早く卒業したくなる進路指導をするためには。~ローランドも杉谷拳士もみんな普通の高校生だった~

早く大人になりたい。
そう感じさせてくれる大人が身近にいることが大事。

魅力的な大人がいないと、
「大人になりたくない」と思う。
こんな大人になりたい!
先生たちが自分の好きに生きている。
体育の先生だった時、
先生が一番はしゃごう!と思っていた。
ソフトボールでは両チームとも
3.5番でDHでボクが打ったり。
一番はしゃいで見せてたなって。

出会いに左右されてほしくない。


子ども達が大学に行っていい先生、仲間に出会えたから
幸せになれたって思って欲しくなくて。
どんな状況でも自分らしくいてほしい。
出会いに左右されて欲しくないって
いつも思って伝えていました。
環境のせいにしちゃうじゃないですか。
でも、自分を信じてほしかったんですね。
教え子たちは、今は皆活躍してますけど、
みんなただの高校生だった。
僕も、ただの高校教師だった。
でも教え子たちは、
プロ野球選手になったり、
Jリーガーになったり、
ドイツでプレイしたり、
ビジネスで大成功したりしている。
その時は、分からなかったんですよ。
みんな、自分を信じて努力したからだなって。


次が決まってない中で帝京高校の正教員を辞めたわけ。


帝京高校の担任時代、皆が3年間受け持つと思っていた中、
ボクは高2と高3の間で退職したんですよ。
なんでかって言うと、新しい挑戦がしたくなったから。
でも、新しいことをしたいと思っていたけど、
次の職場が何をするか決めているわけではなかったんです。
「次決まっているからやめます」って
なんかずるいなって。
なんでそんなことしたんだろうって思うと、
僕は、彼らに、大の大人が、自分の思いに
素直に生きている背中を見せたかったんだと今は思います。
彼らとは、今も仲が良くてよく連絡を取り合っています。

出会いに左右されない人生。
これは、今も石原さんが講演でよく言っている言葉です。
環境のせいにしない、ということと、
意味合い的には似ていますね。
ただ、石原さんのニュアンスには、
「自分を信じよう」が強い気がしました。