恋の季節
暑さと雨の交互の季節で、仲間が増えている森のキノコです。
じめじめは苦手ですが、キノコたちは元気です。
私は「似非キノコ」なので、じめじめで体調崩しています(苦笑)
この夏、娘はローカルの小さなレストランのキッチンで働き始めた。
野菜を切りながら、シェフの”ジェフ”の恋バナを聞かされる彼女のシフト。
帰ってくると、「彼女が3日仕事で県外に行っているから寂しくてしょうがないって、ずーーーーっと言ってるんだよ」と笑いながらその日のシフトであった話をしてくれる。
ジェフは高校を卒業したばかりの娘さんがいる「独身の殿方」
いわゆるバツイチ。
娘と同じくキッチンで以前働いていた女性と恋に落ちて、早6カ月。
いわゆる「中年の恋」
その彼女さんは今はフルタイムの仕事を見つけて他で働いているそうで。
彼の話を聞いていると、高校時代の友達間での恋バナをしているようなノリで可愛いのだ。
この間はプロポーズをするから、指輪を買うんだ、ともう一人のシェフのダニエルに自慢しては、指輪のデザインをこうでああで、とステーキの焼き具合を確認しながら、話続けていたらしい。
6カ月で結婚決めるなんて信じられない。とサンドイッチをほおばりながら不思議そうに言う娘。
私の失敗した結婚や、周りの子がシングルの親御さんが多いせいか、娘は結婚というものをネガティブにとらえているところがある。
ある意味私はこれをフラットに見ている。
でも、バツイチで見えてきたものがあるであろう、彼の選択は50代ならではの「俺の人生に必要な人」とクリアに見えたんだろうなあ、というのが私の勝手な持論(笑)
まあ、想像なので、わからないけれど、でも、恋をすることは大賛成!
そしてその延長で結婚があったのなら、まあ、いいか。50過ぎると、「人生の責任」が半減する。子育ての義務がないし、誰もプレッシャーもかけない。自由な気持ちでパートナーを選べると、大人の恋2年目の友達も言っていたっけ。
会ったことはないけれど、ジェフの恋を私はひそかに応援している。
だって、彼の恋にはこれからの50代「独身」には朗報だし、恋をする可能性というものを教えてくれた。
まあ、まだ100%独身ではない分、私は前には進めないけれど、私の周りのシングルチームの期待のホープであるジェフには幸せな二度目の結婚というストーリーを見せて欲しいなあ、なんて、彼の恋バナから少し期待する、「一度目の結婚で何も学んでいない」森のキノコ(爆笑)
いいのだ、恋をするだけでも、素敵だ。
人生が輝く。
ひと夏の恋なんて言葉が昔はあったけど、今はどうなのかなあ。
普段の生活をしていると、子育てをして現実を生きていると、「夏」は恋をする季節ではなく、タクシーの運転手ごとく、子供の運転手をさせられ。汗だくになり、走り回る。
恋とは反対方向の位置にいたこの10年以上。
来年は仲間入りできるかな。恋の季節に・・・。
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