見出し画像

嵐がやってくる

タイトルと、ヘッダー(!?)の写真(絵)がちぐはぐではないですか?と思われた方もいらっしゃると思います。
いえ。これは、私の願い、脳内の中での希望、の景色です。
嵐が来る準備でバタバタ中の「現実世界」にどっぷりつかっている森のキノコです。

今まさに、「嵐の前の静けさ」を窓の外の景色に感じますが、実際はスーパーに行くと、「嵐の準備」で忙しい人たちであふれていました。
こうなると、駐車場もクレイジーです。

でも、笑うことも忘れずに。
「ストームチップス」を鷲掴みに(ファミリーパック3袋!)去っていた女性が、「嵐が来る時くらい、いいわよね!」と。
何故だろう、左右を確認して、私も、彼女と同じファミリーパックを3袋カートに押し込んだ。
隠し事でもないのに、なんか、罪悪感。不思議なダイエット系の罪悪感・・・。嵐のせいにしちゃいましょ、な同世代の彼女に便乗。

丁度一年前、大きな嵐がこの町を襲った。
そう、9月は嵐のシーズン。
私は「災害教育」を父から受けていた(苦笑)なので、台風が来る、等の準備や、災害に関してのサバイバルスキルはそれなりにあるつもり。
外国ということで、少し違うにしても、とりあえず基本はつかんでいる。
去年は5日間停電が続いた。
でも不思議ででも助かる停電で、うちの中心をまっすぐに伸びる廊下と、何故か冷蔵庫の電気だけは回復して、3日めからは廊下で全てをこなしていた。
オール電化ってはっきり言って、私は好きではない。
停電とともに電話すらアウト。
(インターネットにつながっている電話であるため)
ここに東京電力の電子ちゃんはいないけれど、あの停電の時に「じゃん!」と出てきたら、きっと私の怒りのボルテージは最高潮に達するだろう、という5日間だったのを今でも思い出す。

というわけで、インターネットも切れる可能性が大な本日。
いや、今夜遅く「嵐」はやってくるらしい。
何故だろう、私は楽観視している。
今回は、根拠がないけれど、楽観視している。
でも、周りが「世紀末的」な雰囲気だ。
さて、どうなるだろうか。

よし、カレーを作ろう。
沢山、水を入れたボトルを冷凍庫に入れておこう。
飲み水洗う水、全てはOK。
隣の県に住む友人は「コーヒーは作って、保温ジャーに入れておくの忘れちゃだめよ!」なるほど!新しい知識!
私たちの血はコーヒーでできている、とこの間話したばかりの彼女と私。笑

そして地元の友人は、「多分大丈夫、ってかさ、聞いてよ~」と彼との痴話げんかの話・・・・。平和だ。うん、これも嵐の準備かも。
でも、停電になる前に、平和的解決が必要じゃない??なんていう私の意見に3秒静かになり、そうだね、と彼女は電話を切った。

それぞれの嵐の準備。
大難が小難になりますように。
停電を待逃れたら、また週末に会いましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?