②パッチワークをしたい。
東京ディズニーランド土産の古びたお菓子の箱を開けると、ペットボトルキャップで作った小さな針山と作りかけのパッチワークピースが出てきました。懐かしい。子供が大きくなるにつれ、手をつけられなくなり、「いつかやろう」と封印されていた箱です。
パッチワーク用の布や針、糸は、当時専業主婦だった私にはなかなか贅沢な買い物でした。我が家にとってはペットボトルも贅沢品で、小学校から、朝顔の水やりのためにペットボトルを持って来てください、と言われわざわざ買ったペットボトル、そのキャップで針山を作りました。針山の底を見ると、当時、千枚通しで作った水やり用の穴が開いています。懐かしい。いつの間にか、水筒を持たずにペットボトルの飲み物を買う様になりました。せっかく買ったペットボトルを無駄にしたくないと思った、そんな気持ちも思い出しました。懐かしい。
教室に通う余裕はなかったので、図書館で借りた本で勉強した自己流ピースワーク、久しぶりでしたが感覚はすぐに戻りました。
今ではYouTubeで「パッチワーク基礎」と入れれば動画で説明してくれますので、自分のパッチワークの基礎を動画で修正しながら作業してゆきます。
仕事がお休の暇な1日で、やりかけだった小さなキルトは完成してしまいました。
家事をしたい、仕事に役立つ勉強をしたいと、趣味への取り掛かりを諦めていたのでしょう。これからの私は案外色々やれるのかもしれません。
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