見出し画像

FZR250 #2

#1に引き続き 、エンジン不調の続きです。

1.症状
#1での結果
・恐らく1番のみ燃焼していない(点火はしている)
・ポンプの不良、燃料を送れていない...?
というところまでわかりました。

2-1.燃料ポンプ
どうやらポンプ自体の不良みたいなので新しく中華ポンプを購入しました。

中華汎用ポンプ


FZRの燃料ホース径は6mmなのですが、ポンプのホースが刺さるとこのカエシ部分へノギスを当て、7.5mmだったので8mm用のポンプを購入してしまいました。バカです。
当然ホースはギチギチですが、何もしないのも癪なので無理やりねじ込みました。
ホースからの漏れはありませんでしたが、ポンプ本体からガソリンがドバドバと漏れます。
流石中華クオリティ。
しかし動作は完璧でフロートバルブが閉じるとしっかりと動作停止します、燃料も送られているようです。
Amazonですので即日返品し、ちゃっかり6mmで買い直しました。
燃料周りはこれにて解決です。
買い直したポンプが治ればですが。。
因みに純正品はまだ供給があり、32000円します。
流石にアホらしくて買えません。。。

2-2.点火周り
1番シリンダーが燃焼していない事が前回わかりました、今日は燃料の問題が解決したので原因を絞り込めます。
キャブレターは全ての内部部品を交換済みですので、ゴミが詰まったりしていない限りは不調の原因としてはほぼありえないと思います。思いたいだけなところもあります。

まず、FZR250は1.4番と2.3番で共通のイグニッションコイルを使用しています、つまり空打ちしています。イグナイター内の回路も兼用です。
しかし燃焼していないのは1番のみです。
イグニッションコイルの回路図をみるとわかるのですが、1.4番どちらのプラグもアースされていないと点火しません。
しかし1番のみ燃焼していない、もし点火していないのであれば4番も燃焼しない筈。
もうこの時点で意味がわからなくなっています。

ひとまず、全てのプラグを取り外します。

左から1.2.3.4 NGKで熱価は9です。

画像だと分かり辛いですが、2.3番は茶色で1.4番は完全にカーボンまみれです。1番だけ少しワイヤーブラシを当ててしまっています。

2.3番のプラグをキャップに取り付けエンジンに当てセルを回します。点火しています。火花の調子も良さそうです。
1.4番はというと点火していません。
おかしいです。片側をプラグホールに取り付けている時は点火します。

この時点で原因が確信になりました。コードとキャップです。
しかし死にかけだとわざわざチェックしても気まぐれで正常だったりするので当てになりません。
そもそも35年前のバイクなので交換して当然の部品ですね。2.3番のキャップは新品ですが1.4番は手持ちが無かったので中古品です。

予備で持っていた別の中古品に交換すると割と普通に吹けるようになりました。でもギクシャクします、おそらくコレも死にかけです。新しくキャップを購入して到着待ちです。。

2-3.圧縮
点火してるし、ガソリン送れてるし、あとの残りは圧縮...??と思って一応圧縮測定しました。おまけです。

アクセル全開でセルを回します。

結果は
1.8bar
2.7bar
3.4.5bar
4.6bar
規定値は標準10bar下限値8bar許容気筒間差1barです。完全にオワコンエンジンです本当にありがとうございました。

しかしそれでもそれなりにまともに走れていたので暫くは無視します。
今は放置中ですが、組み直したエンジンがあるのでいずれそちらに載せ替え予定です。。

3.バカがよ
ケチって交換しなかったプラグキャップと、燃料ポンプの寿命が同時に来たのが不調の原因のようです。まだわかりませんが。

ということで新しいポンプとプラグキャップを注文しました。
あとついでにプラグの焼け色が中々くすぶりすぎですので、熱価を落として8番のイリジウムプラグを購入しました。
次回交換して治るのかどうか、お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?