認知と歪み/全てのものは空っぽ
皆さんおはようございます。
今回は、タイトルにあるように認知についてお話したいと思います。
認知とは、私たちがある物を認識した時にそれを判断したり解釈することです。
私たちは全ての物をこの認知というフィルターを通して見ています。
たとえば
①俳優の〜はかっこいい、かわいい
②〜がしたことは良い事だ/悪いことだ
③これ(物)には価値がある
これらは全てフィルター(認知)になります。
もし俳優A自体がかっこいいという性質を持っているのならば、俳優Aを認識した人は皆かっこいいと思わなければなりませんが、実際にはそうではありません。
俳優Aを認識した時にそれぞれの価値基準に従って
俳優Aには性質が与えられます。
かっこいいと思う人もいれば、かっこよくないと思う人もいるし、何も思わない人もいるということです。
俳優Aを私はかっこいいと感じる、思う。
これが脳内では主語が省略されいつのまにか
俳優Aはかっこいいいに変換されるわけですね。
全てのものはそれ自体が性質を持っているわけではありません。これがタイトルにある空っぽであるということです。
私たちはこのように本来無色透明であるものに、それぞれが認知という色をつけています。
この認知自体はまったく悪いことではありません。
しかし生きて行くなかでこの認知の違いによって、苦しんだり、他の人と衝突することがあります。
この認知が自分に不利益を与える場合これは
「認知の歪み」になります。
例えば有名な認知の歪みだとこんなのがあります。
①白黒思考
•ミスや失敗は絶対に許されない。
•~は悪い人だ
②結論の飛躍
•私は幸せにはなれない
•あの人は私を嫌っている
白黒思考に陥っている人は特に多いと感じます。
どちらかが正義でどちらかは悪にしちゃう人。
自分は全く悪くないと思っている人。
どんな人や物でも良い面もあれば悪い面もあります。
これは芸能人やアイドル、歌手、スポーツ選手にも当てはまります。
多くの人はその人の一部分でも良い部分、惹かれるものがあると他に悪い部分があっても肯定的に捉えがちです。
これらの認知の歪みは一言で言うと決めつけです。
世の中に絶対は無いっていうことを頭に入れておく必要があると感じます。
こうした認知の歪みは、私たちに様々な苦しみをもたらします。
好きなジュースがコップの半分になったとして
あと半分しかないと思う人
まだ半分もあると思う人
どちらが幸せになれるでしょうか?
同じ環境にいても幸せだと感じる人、不幸だと感じる人がいます。
より良い認知、世界の見方を身につけましょう。
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