わたしは最悪。

※この文章は少しネタバレを含みますのでご了承くださいませ。

先日映画「わたしは最悪。」を観てきた!
はじめてのミニシアター!
渋谷のル・シネマで鑑賞した。
30代目前の女性ユリヤは、仕事や恋愛に悩みながらも、なんだか自分が人生の主役になれていない気がしてやりたいことがいまいち決められず色々なことに手を出しては辞めている。そんな彼女の半生を短編ずつにまとめた映画だ。

学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルは、妻や母といったポジションをすすめてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが──。
公式サイトより引用

とても面白い!
面白いけど、めちゃめちゃ苦しい、、、
めっちゃ共感したって言いたくない、、
はずかしい、、、
でも共感してしまった、、、

終わった瞬間は、あ〜面白かった!リアルな感じだね!なんて話していたけど、いや待てよあのシーン、自分もあんなに共感してたけど、自分勝手すぎない?ヒヤヒヤドキドキ恥ずかしい気持ちと気持ちがわかってしまう気持ちが自分自身を客観的に観ているようで心の中でぐちゃぐちゃになった。

自分はただのなんでもない自分でしかないと思っていながらも心のどこかで他の人とはちがうと思っているかもしれない、、そうかもしれない、、自分も、、、

あと先考えずに目の前の起きたことへの反応を咄嗟にとってしまう。そんな子供みたいな彼女の姿が心をぎゅっと掴まれた。
自分の気持ちだけしか考えていない行動は自分の大きな課題であり、自分の嫌いな部分だ。
相手がどんな気持ちか、考えて行動しようとしても余裕がないと考えられずにふとイライラして、行動に出してしまう。
この間も家事のことでパートナーと喧嘩になった。
わたしはこんなにやってるのに、あなた全然やってくれないじゃん、彼の事情を聞かずに彼の行動にイライラして冷たい態度をとってしまった。
もともと家事は話し合ってやっていくことに決めたのに、一方的に怒ってしまった。
仕事で禁煙で疲れているのに、彼から話し合いをしようと言ってくれて、自分はなんてひどい奴なんだろう。終わった後にそうやって思う。
次は絶対に態度に出さないと決めた、なにか考えた時は話し合うんだ。

その矢先にこの映画を見た。
自分を客観視するための一つの指標としてこれからも定期的に観ていくことになるだろう。