ドクターマーチン 3ホールのお話


公式サイトより


高校三年生の3月、大学の合格発表を間近に控え悶々とする日々を送っていた。
とは言っても受かった手応えはあったので、当時の自分を頭を悩ませていたのは大学ってどんな服着て行ったらいいんだって事だった。

まず靴を増やすか〜と思って楽天でポチったのがマーチンの3ホール。
それまで履いたことのなかった革靴に対して憧れがあった。
8ホールは脱ぎ履きが面倒そうなので3ホールを。
今は黒の方が圧倒的に人気だけど、マーチンといえばこっちだろって思ってチェリーレッドを選んだ。たしかブランドの歴史的に、チェリーレッドが元祖カラーだったからそういう思いになったのかな?その辺はよく覚えてない。
ブランドアイコンなら8ホール選ぶべきなんだろうけどね…

当時は今ほどマーチンを履いてる人がいなくて(田舎の大学調べ)、被ることもあまりなく、1年生の頃はよく履いてた。ただ踵がどうしても合わず痛かったのと、学年が上がるにつれて学内で見かけることも多くなってきて履かないことが多くなっていった。

今思うとマーチンって、ギャングに愛された歴史、黄色いステッチ、エアクッションソールと革靴の中ではだいぶ尖った存在だなと思うけど、これが記念すべき一足目の革靴だった。
ちゃんと歴史があって買いやすい革靴っていう意味では、ここ数年の流行りっぷりも納得。

でも自分にとってはガラスレザーの味の出なさが物足りなくて
それが次以降の革靴のセレクトに影響を及ぼしたと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?