私のスキーマテリアル史と 技術革命
私は、小学校に入る前後の頃、長靴
はいて、40~50cmぐらいの
竹スキーで
近所の小高い丘へ行って、スキーを
してました。
スキーといっても、竹スキーですから、ストックもなければ、
ビンディングなんて物も
ついてません。
雪が降ると、雪合戦か竹スキーが
遊びでした。
それから、長靴で滑る単板の
スキーを買ってもらった記憶があります。
そして、小学校4年生の時、始めて
スキー道具を買ってもらいました。
スキー板は単板(単一な木だけで、
できている、エッジなし)、
スキー靴は、合皮のひも式
ビンディングはカンダハ―、そして、ストックは竹でした。
うれしくて、うれしくて。雪が降ると近所の丘で
暗くなるまで滑ってました。
スキー場へは、おじさん夫婦とか、同じクラスの友達家族に
電車に乗って、連れてってもらいました。
始めて行ったスキー場は、中里スキー場でした。
中学になり、
スキー板は、合板のスワローの板で
エッジはビス止めでした。
*スワローという
スキー板メーカーです。
靴はまだ合皮のひも式だったような気がします。
ビンディングは、ホープマーカーで、トゥピースの爪にスキー靴のつま先を
ひっかけるために、靴のつま先に溝を掘るタイプでした。
高校になり、グラスファイバー製のヤマハの板を買ってもらいました。
エッジはビス止めではない一体成型のものでした。
靴は合皮でしたがバックル式でした。
ビンディングは、靴に溝を掘る必要のないホープマーカーでした。
大学に入り、始めて買ったスキー板は
ロシニョールの、ROC550でした。
芯材に木ではなく、発砲フォームコアを使い、上面と下面にジクラル(特殊アルミ合金)を使った、メタルスキーでした。
靴はノルディカ。
ビンディングはマーカーだったと思います。
この板、メタルスキーなので、すぐ曲がっちゃいました。
それに、大転倒した際に、
芯材が破裂してしまいました。
以降、大学時代はカザマ、ハート、ダイナスターとはきました。
スキー靴は、ノルディカの次はワンピースのカベール(ステンマルクや海和
俊宏がはいてました。)そして、2ピースのカベールでした。
社会人になってからは
スキー板は、ダイナスター、ヤマハ、そして、HEADです。
スキー靴は、カベール、ヤマハ、ライケル、そして、HEADです。
ビンディングは、ヤマハの時からチロリアでした。
今と昔では、スキーの技術も全く違うものとなりました。
これは、スキーの道具によるところが大きいと思います。
昔は、スキー板の長さは、手を伸ばして板の先端が触れる長さ
と、されてました。(なんの根拠もない。) だから、
小学生の時に買ったスキー板は、
185㎝でした。
*「チョット長いけど。
すぐに背が伸びるから。」
昭和は、服も、靴も、みんなこんな感じでした。。
そして、中学、高校は195㎝でした。
大学以降は、2.0mです。
今は、カービングターンが当たり前ですが、昔はなかなかの
上級技術でした。
そして今は、スキー板の長さも、
一般的に、
身長マイナス5~10cmと言われてます。
このスキー板の長さが、技術の革新的な進歩に貢献している
といっても、間違いではないと思います。
スキー板の特徴を決定ずける要素は、大きく三つあるといわれます。
トーションとフレックス、そして、サイドカーブ
昔は、この三つの要素の組み合わせが、とても難しく
どうしても、板が長くならざる得なかったようです。
スキー板の長さが短くなる過程で、板の断面が台形だったり、
板の表面にメタルを張り付けたり、表面に凹凸があったり
色々でした。
今では、スキー板、ビンディング、ブーツ、これらを
同一メーカー、同一ブランドで展開するようになりました。
特に板とビンディングの相性は、大きいかと思います。
以上、私のスキーマテリアル史
でした。
ちなみに、私の最後のマテリアルは
スキー板: HEAD
ブーツ: HEAD
ビンディング: TYROLIA (チロリア)
ストック: LEKI (レキ)
です。
ここまで、お付き合いいただき
ありがとうございました。
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