中井久夫師の著作にふれて

 精神科医の中井久夫教授の著作を読んで、私なりに理解したことです。
 人には、「センス感覚の鋭い」タイプと、「組織秩序に執着」するタイプが、あるのかなぁ、とおもいます。前者は面白さに傾きて、後者は生存継続ばかり哉。前者は芸術性に優れていて、後者は生産性が強いかも。
 中井久夫師の著作に触れた、私のエッセイです。(100分で名著『中井久夫シリーズ』を参照)
 感覚を主にするタイプと、組織秩序に執着して生きるタイプが、あるようです。前者はマイノリティーで、後者はマジョリティです。
 前者の一生は面白い、後者は生存だけが喜びなのでしょう、たぶん。生きて命をつなげるのかも゙。生命の本義でしょう。そこに、余裕は無い。
 同じ景色を覧て、美しさを感じるかどうか、という余裕なのかもしれない。ゆとりと貧しさなのかも、こころの。感覚が違うのでしょう。ヒト(ホモ・サピエンス・サピエンス)って、ゆとりを望み、階しむ衆生(サットワ)なのかもしれない。単なる生存だけでなく。

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