ネコのコンシェルジュ

 今日、ある、お宅を訪れたら、

縁側にネコが居ました。

 わたしはドアホンを押したのです。(ところで、私はドアホやからドアホンはお似合いです。それは置いといて、) もちろん、訪問の用があったのです。でも、なかなか家主は出て来られません。もう一回ドアホンを押して待ちました。すると、昼寝をしていた、彼(彼女?)は「ニャー」と鳴きながら隙間から家の中に入り、そのお宅の主のところへ行って、また「ニヤー」と鳴きました。おそらく、(家主に)来客を知らせてくれたのでしょう。すると、主人が、そろそろと出て来られました。そうなんです、猫のおかげで、わたしは家主と対話できたのです。ねぇ。あー、おおきに。

 そして、用事が終わり帰ろうとしました。そうしたら、そのネコは、いつのまにか玄関に出ていて、其処で、またまた「ニャー」と鳴いて送ってくれたんです。私のことを、送迎してくれたんやろかなぁ、と想って手を振ったら、「ニャッ」と短く鳴きました。

 嬉しい一日でした。


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