エグゼ3対戦tips1 システム編

・エグゼ3の防御優先
エグゼ3にはシリーズでも最も多くの防御手段があるが後期エグゼと比較して、防御の適用優先度が大きく異なる。
例えばオーラ+インビジブル状態の相手にスーパーキタカゼを使っても、インビジブルの防御が先に適用されてしまい、スーパーキタカゼにはインビジ貫通性能がないため、スーパーキタカゼがオーラに当たる前にインビジブルで防がれる形となり、オーラを剥がすことができない。
こんな感じで、防御の適用優先度を把握しておかないと、思った通りに攻撃が通らないという事態が頻発する。
適用優先度としては
罠>シールド・リフレクト>インビジ•カゲブンシン・ユカシタ>バリア・オーラ
となる。
オウエンカなどによる無敵は貫通できるチップがそもそもリョウセイバイしかないのであまり考えなくて良い。オツエンカ無敵の相手には全ての攻撃が効かないと覚えればOK。
この適用優先度を見ると、いかにバリア・オーラ系が強いかが良く解る。
罠に反応せずに、ブレイク性能があって、インビジやユカシタを貫通するチップでなければ、たとえ攻撃力が1億あったとしてもバリアやオーラを剥がすことができないわけだ。当然そんなチップはない。そもそもブレイク性能とソード性能を併せ持つチップの時点で存在していない。(マスタースタイルとか一部例外はあるが)
プラントマンやフラッシュマンが強いのは、ブレイク性能と対ユカシタ性能や、ブレイク性能とインビジ貫通性能を併せ持っていて、罠さえ掻い潜れば相手のオーラやバリアを剥がせる、ないしは貫通できるからだ。もちろん拘束効果も強いが。

理解が難しいと思うので重要な場面を例に挙げてみる。
以下の4パターンの時、キタカゼでオーラを剥がすことはできない。
インビジ+オーラ
カゲブンシン+オーラ
ユカシタ+オーラ
シールド(リフレクト)+オーラ
なぜならキタカゼにはインビジ貫通も、ソード性能も対ユカシタ性能もブレイク性能もないからだ。オーラに当たる前にもう一種の防御手段によって無効化されてしまう。

ただし、ブロック+オーラはキタカゼで剥がせる。
ブロックは被ダメージを半分に抑える効果であり、無効化する効果ではないため、キタカゼを防ぐことができない。

オーラを纏った火属性の相手に水属性(弱点)の攻撃力100未満の攻撃を当てても、弱点2倍は適用されないため、オーラを剥がすことはできない。あくまで弱点属性2倍は相手にヒットした時に初めて発揮される。

床の属性を利用して2倍にした時は、2倍の数値でオーラを剥がすかどうか計算する。
クサムラの上のオーラ張ってる相手に攻撃力50の火属性の攻撃を当てるとオーラを剥がせる。
同様に氷パネルの上の相手に電気の攻撃を当てた時も剥がせる。
ただし、暗点チップはタイミングガードで被ダメージを半減できるため、タイミングガードに成功されるとオーラを剥がせない事もある。これについては別の項目で解説。

オーラを纏っている時にシラハドリを使って攻撃力100以上のソード攻撃を受けるとオーラは剥がれずにシラハドリで反撃する。
カゲブンシン+シラハドリの相手にソードで攻撃すると、カゲブンシンは解除されずにシラハドリが発動する。

・タイミングガード
エグゼ3では暗転チップに対して、被弾する瞬間に←を入力する事でダメージを半減できる「タイミングガード」というシステムがある。害悪システム。
被ダメージを半減するだけならまだ良かったのだが、なんとオーラやバリアを張っているときにタイミングガードに成功すると、バリアやオーラの耐久値を倍にすることができる。
どういうことかというと、オーラを張っているときに暗転する攻撃力100の攻撃を受けたとする。普通はこれでオーラは剥がれるのだが、タイミングガードに成功すると敵の攻撃力を半減させた上でオーラで受け止めるという処理順序になり、オーラを剥がすことができない。
タイミングガードは被弾する側の技術介入のみで結果が決まるため、攻撃側は相手が失敗することを祈ることしかできない。ただでさえ剥がすのが難しいオーラ・バリアをさらに剥がしにくくし、防御を強くするシステムとなっている。4以降で無くなったのも頷ける。個人的にはアドコレでなくして欲しかった仕様の一つ。せめて被ダメージ時のみ半減にして欲しかった。常識的に考えてオーラの耐久値を倍にする防御って意味がわからない。

・先行入力最速チップ発動
相手に暗転チップを使われて、演出で暗転している最中にAボタンを押し、そのまま押しっぱなしにしておくと、暗転解除後に最速でチップを使ってくれる。この時使うチップはなんでもいいのだが、特にスーパーキタカゼやナビチップが有効。
インビジブルやオーラなどの防御チップも割りと有効な場面は多い。
この仕様を特に有効に利用できる場面がある。
ユカシタの効果中に暗転チップを使われると、暗転終了後すぐに相手はユカシタ状態に戻ってしまうが(ユカシタは効果中に他のチップを使うと、使用中のみ効果が解除されるという仕様)厳密には暗転終了直後の1フレームだけ地上に姿を晒すタイミングがあるため、このAボタン押しっぱなしで最速発動のテクニックを使って暗転チップで切り返してやれば、相手がユカシタを使用中であっても、隠れる前に攻撃を当てることができる。
強力なナビチップを当てるのもよいが、スーパーキタカゼを当てる絶好のタイミングでもある。(3のキタカゼはシールドで無効化されてしまうが、暗転直後はシールドを張れないのでチャンス)
現状はフォルダリターン無制限環境なせいでジェラシーが飛び交うクソ環境なため、チップ破壊効果を防げるカゲブンシンが主流になっており、ユカシタを破りたい場面はあまりないかもしれないが、汎用性が高いので覚えておいて損はないテクニック。
ただ、実際に対戦をしていると上手く最速発動できないこともある。原因は不明。(なんとなく察しはついているのだけど、あまり広まってほしくない理由な気がするので、解る人がいたらこっそり教えて欲しいです)


・先行入力エリアスチールvs移動
相手にエリアスチールされた直後の暗転明け、相手はスチールしたマスに素早く移動してスチールされ返すのを防ごうとしていて、逆に自分はそうされる前にエリアスチールを使ってエリアを取り返したい、という状況で、先行入力で最速でエリアスチールを仕返した際に、相手が前入力入れっぱなしにしていた場合…要するにこちらのエリアスチールと相手の移動が同時に入力された場合、スチールが優先される。

・開幕移動とスチールの挙動
対戦開始直後の初期位置中央列の時、1ターン目開幕前から前入力を入力しておいて、相手が最速でエリアスチールを使ってきた場合、
バスターマックスバグを利用した最速入力でスチールされても1マス分は移動できる。
(ナビカスでバスターマックスを組み込むと、自動的にチップを使ってしまうバグが発生する。通常バスターマックスバグ。相手が最速でチップを使ってきても、バスターマックスバグ側のチップ発動が優先されるため使い方次第では強い)
そのためエリアスチールされても1マス分はスチールを阻止できる。
しかもその時ダメージは受けない。
ただし、移動の隙は発生するので、そのまま立て続けにチップを使われてしまう危険性はある。

・1P優先
GBAの時は、互いがチップを同時に使用すると1P側(通勤ケーブルの末端が青い方)が優先的に発動していたと言われている。
両者がバスターマックスバグを発動している時は1Pが先にチップを使うが、以降は交互に使用されていく。
アドコレではどうなっているのか未検証。
どちらが1P扱いになるかが毎回ランダムという話を聞いたことがあるが果たして…。

・チップの引きに関して
バトル開始時にフォルダの中身がシャッフルされて手元に配られることになるが、そのシャッフル方法の性質上、チップフォルダ編集画面での並び順を元にシャッフルを行っており、シャッフルが不十分である為、編集画面で上に配置されているチップほど早い段階で引きやすい傾向がある。(要するに並び順がそのまま引きやすさになる)
といっても、一番上のチップが30枚目に来ることもあるので、絶対的に信用できる訳ではない。
眉唾な話だが、ギガチップを一番上にした状態と一番下にした状態で戦闘を繰り返せば、露骨に差が出る。

・同時ヒットの扱い
複数の非暗転チップ攻撃が、完全に同一フレームに相手に当たった場合、攻撃力は合算した1発の攻撃として扱う。例えばポーンを横に2つ並べて相手に当てると、ポーンの攻撃力は90だが、2発分が合算されて180となり、オーラを破ることができる。
フミコミクロスを2マス前で当てた時も、130×2ヒットではなく、260ダメージの単発攻撃として扱われる為、ドリームオーラを剥がせる。
逆に言うと単発攻撃扱いなので、1発目でオーラを剥がして2発目を相手に当てる、みたいなことはできない。
デザートマンでも行けるかと思って試してみたところ合算されなかったので、暗転チップでは同時ヒットしても合算されないっぽい。そりゃそうか。

・対戦におけるのけぞりについて
基本的に、のけぞり中に新たに攻撃を受けたことで再度のけぞることはない。
一度のけぞったら必ず決まった時間で待機状態に戻り、のけぞりから復帰すると同時に動けるようになるため、のけぞらせ続けたければ、相手がのけぞりから復帰する瞬間に再びのけぞる攻撃を当てなければならず、非常に難しい。
のけぞり無敵なしの木属性暗転チップ(カモンスネークとか)で検証したが、のけぞり中の相手に当ててものけぞり直す事はなかった。
ただ、例外というか特殊な例があり、トルネードはヒット中に抜け出すことができないようで、普通に食らうと方向キーを入れっぱなしにしていても2回連続でのけぞってフルヒットする。
のけぞり中に再度のけぞっているというよりは、のけぞりから復帰すると同時にのけぞっている感じ。毎フレーム攻撃が当たるから理論上抜け出せないとかそんな感じな気がする。

・弱点属性とパネル特攻
弱点属性の攻撃を食らうと2倍ダメージとなる。
また、クサムラパネル上で火属性攻撃を食らうと2倍。氷パネル上で電気属性攻撃を食らうと2倍になる。
自分がウッドスタイルの時にクサムラパネルの上で火属性攻撃を受けると、受けるダメージが4倍になる。後期エグゼはこういう時3倍ダメージになるように調整されていたので、3の対戦を始めたばかりの人は驚くかもしれない。
同様に、自分がアクアスタイルの時に氷パネルの上で電気属性の攻撃を受けると4倍ダメージとなる。




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