ビビ

10代最後のブログで10代最後に伝えたい事。

「お前に帽子を渡す、必ず返しに来い」
くうううう、シャンクスかっけええ!!
うん、うん。
こんな旦那さん欲しいよね、、マキノさん、、。照れ ///

と、まあ最近ワンピースに激ハマりして1話から見直してるゴムゴムの総司です。

(ワンピースに興味ない方はここから先話が伝わりづらくなりますが興味を持って欲しいと願いを込めて)

僕がワンピース読んでいて、そりゃまあ腹がたつ瞬間があるわけですよ。

違う違う。

「お前たちと同じ空気は吸いたくないら〜」

そうそう、こいつら。
大して強くもないくせに世界の創造主の末裔というだけで何しても良いというチート級の権利をもってる天竜人。

一般人とはまるで違い(ヘルメット付けてる、めっちゃ強そうなやつ奴隷にしてる)あれやこれや命令をする。
そう末裔というだけで。

なんだこの違和感。
俺の周りにこういう奴いたぞ?
誰だっけ。

こいつだ。

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僕は中学を卒業した直後、製鉄所で働いていた。
日本の中でも規模の大きな製鉄所だ。
僕はその三次会社に勤務していた。

朝5:30に起き6:00ごろに家を出る。
仕事が終わって帰宅するのはいつも18:00頃である。
工場では主に製鉄所内の修理工をしていた。
工場内の機械に不具合が出れば飛んで修理しに行く。

製鉄所内の室温は暑いとこだとサウナと同じだ。
ベルトの金具でお腹を火傷する経験がある人はどのくらいいるだろう。

一緒に働く仲間も僕と似た境遇の人が多く高校行ってない人、血の気の多い人ばかりだ。

社会人として働くことになった15歳まではバカでも威勢だけでなんとかなった。


でも製鉄所は、いや社会は違った。


製鉄所本社があり二次会社があり僕がいる三次会社がある。
本社の人間はメガネかけて頭の良さそうなヒョロヒョロばかり。(偏見)
そんな奴らがある日作業中に僕らに怒鳴ってきた。


「安全帯をつけろーー!!」(命綱のこと)

高いところでの作業中だった。

なんだとこのやろー!?

とヤツに視線を向けた時ヤツは綺麗な作業着でこちらを睨んでた。

目を向けるとまっさらで綺麗な作業着を羽織った男が立ってた。

なんであいつあんな作業着きれいやねん?


あまりの綺麗さに怒りを通り越し僕の眼はまんまるだ。

まるでE-girlsのamiちゃんを見てるかのような...

Amiちゃんと会うためならオールして握手券買うくらい大好きで本当にこんな女性が身近にいないかなと思うんだけ...etc

話がそれたそれた。

毎日僕ら作業員は作業着を汚して仕事している。

作業着が綺麗だと『仕事したんか?』と言われるくらいだ。

でもなぜあいつらは俺たちに指示するばかりで作業しないのか。作業していれば作業着は嫌でも汚れるはず。
あとで先輩にその事を聞いた。本社の人間は現場に来ても作業員の見張り視察をするくらいで作業はしないと言っていた。
視察以外にも僕らができない膨大な難しい仕事をこなしている事くらい今なら簡単に想像できるが、当時は作業着を汚して汗だーだーで仕事する僕らを横目で笑って散歩してるようにしか見えなかった。
まさに僕の目には、天竜人に見えていた。

俺だって楽して生きたい。
俺も本社の人間になりたい。

そんなことを先輩に話していると本社の人間になれない圧倒的な理由を一つ言われた。

お前は高校も行ってねんだから無理だ。
大学行ってないと。
勉学が優秀でないと。

そう、それはつまり学生時代自分たちがバカにしてきた人間と社会的立場が逆転したことを思い知らされた瞬間だった。

実際問題、学歴で生涯賃金が変わったり職種の幅も変わったりと、学歴社会はまるでレッドラインのようにそびえ立っている。
求人を見ても条件のいいところは大卒以上がほとんどだ。

製鉄所を退職したあと、ひょんなことからアフリカに行って帰国後に上京し、いろんな経験をさせてもらいいろんな大人に会ってきた。
それこそ高校に行ってない成功者なんかもいた。

DMM.com創業者でもあり会長の亀山さんも高卒で19歳の時レンタルビデオ屋で起業したのが始まり。六本木グランドタワーの高層階にあるオフィスからは東京タワーが見えて都内も一望できる。

お話させていただいた時なんかは、ただただ自分の器の小ささとかレベルの差を改めて思い知らされトイレで一人悔し涙を流した。

亀山さん超かっこよかった。

でも雲の上のように感じてすごいと思うけど、なんでか俺にもできる。とはならない。
身近な人間じゃないから身近に感じられない。
自分への無力感だけが残った。

そんな中ふと思い出して勇気をもらったのが喜多川さんの「賢者の書」だった。
人生で初めて最後まで読んだ本であろう。

ある一節にこうある。


『何になるのかではなく、どのような人間になりたいのか。』

自分に問うた。
仮に学歴を手にしてどうなりたいのかと。
そんなことまで考えていなかった。
きっと当時の自分では大企業に就職しても不平不満をいって笑顔を忘れて仕事してると思う。
それじゃ製鉄所の時と同じだ。

それよりももっと大切にすべきことがあるんじゃないか。
自由に生きるための ’方法’ として海賊になったルフィのように。

僕の同世代はこれから進学したり留学したり就職したり起業したり、いろんな選択肢があると思うけど忘れないでいてほしい。

『 どんな人間でありたいか。』を。

特に最近は、やりたいことで生きていくみたいな風潮が強いけど無くて当たり前だから、あればラッキーくらいだよ。
何になりたいかなんて後付けでいいと思う。
例えば人を笑顔にできる人でいたいとかさ。そう考えるとなれるものの幅は広がる。
俺はいつもサンドウィッチマンのコントに元気もらってんよ。

学歴はモノサシでしかないから。
どう使うかは自分次第。
使い方は絶対あるから。
俺は持ってないけど。
でも俺も必要になったらそのモノサシ取りに行く。
ただ今は必要ないだけ。

街を歩いてるとスーツを着こなしてるビジネスマン、ジャージで遊び呆ける不良、作業着を着てるガテン系、職のないホームレス。


本当にいろんな人がいるけど、ビルの屋上から見るとみんな米粒にしか見えないから。


一年休学して旅したりインターンしたり新しいことにチャレンジしたり退学して編入したり就職したり独立したり、色んなことに挑戦しながら在りたい自分を探してみたら。
そんな君を応援してくれる人はきっとどこかにいる。絶対に。

ここまで偉そうなこと書いてみたけどね。
何が言いたかったかって言うと、

毎日笑顔でいられる生き方しよな。

今笑顔でいることができてないなら、どうしたら笑顔の自分でいられるか考えよ。

仕事を変えるなり周りの環境を変えるなりできることは腐る程ある。

それでも、本当にもう無理!ってなったらケニアにおいでな。一緒にニワトリ育てよ。


笑う門には福来るはマジやで。

ここまで読んでくれたみんな、本当にありがとう。

いつまでも子供のつもりだけど年齢だけはいっちょまえに今年で20歳になる。

6月から起業して自分の仕事で手がいっぱいになる。来年の成人式にも同窓会にも出席できない。

だからせめてこうして自分の言葉をここに残しておくことにした。

でも読んでくれたみんなに1%も響くなんて思って書いてないから。
ただいつか、なんかのタイミングでふと思い出して、なにかのきっかけになってくれればなって思ってる。

よっしゃ、肩の力抜いてこ。
みんなと同じ青春時代を過ごした俺が先頭走るから。

そしたら少しは身近に感じられるでしょ。あの総司がやれるんだったらって。


だから俺は今日も学歴であーだこーだ言う大人にパンチする。


                       2019.5.20 西原総司

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