会社を倒産させない方法②

①からの続き
倒産させない方法その①のつづき。

結局33年間そこから(1989年から)社長を続けて会社を倒産させずにすんだ。運の要素も大きかった。小心者で意外に損切を早く行っていたし、その時々で助けてくる人が適切に登場してくれた。多分30年間で5人程度、そのくらいの援助者を見つければ会社は継続できると思う。最終的に僕の会社は徐々に売上は減っていった。でも職務上自分の出来る事が習慣上で増えて行ったので従業員の人件費を抑制して最終的には妻と僕の2人で会社の経営が出来た。従業員はアルバイトに切り替えた。でも多分にその時々に未熟者には試練が襲い掛かる。15年前でもいまだ会計処理が未熟だったので税務調査時に酷く注意され、相当いたい授業料を支払った。その後なんとか経理事務を覚える事が出来た。それから稼げなくても利益を出すことが目に見えてくるようになった。

考えてみれば、社長就任後、能力的な自信が無かったのでいつも他人を頼ってばかりいた。事務処理や経理処理、重要な営業、でもまともな顧客は社長が一番頼りになる事を本能的に知っているし最終的にはその立場を利用できるのはお互いに責任者だという事が社長業開始20年後くらいに何となくわかってきた。そして僕は意外とパソコンが得意であった。限定的だけど、、。

営業努力が第一。経費より稼ぐことが出来れば倒産しない。従業員を増やさない。自分で出来る事を増やす。助成金を合法的に上手に使いこなす。最初は無理でも営業ターゲットはなるべくブルーオーシャンの状況を目指す。

悲しいかな会社の規模で従業員人事が決まってしまう事ってあると思う。
例外的にそうじゃない会社は飛躍的に伸びる可能性がある。自分の会社はそうではなかった。会社は社長の器以上に多分大きくなることはない。

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