平成28年度 問2 解答作成方法解説と解答例

設問

図3図4は、地球における炭素の循環の様子を、産業革命前(図3)、現在(図4)について模式的に示したものである。また、図5図6は、二酸化炭素濃度と気温変化を、1980 年ころに予想したものであり、図5は、経済成長を維持してエネルギー源を石油や石炭に求めた場合、図6は、経済成長を抑制してエネルギー源を核エネルギーや太陽エネルギーに求めた場合のものである。あとの問に答えなさい。

問 今後、気温変化の上昇をできるだけ抑えるためには、エネルギー源をどのように求めればよいか。図3図4から読みとれること、図5図6から読みとれることをそれぞれ簡潔に述べ、炭素の循環、経済活動、持続可能性の三つの視点をふまえながら、あなたの考えを 400~440 字で書きなさい。


攻略法(共通)


  1. まずは設問を完全に理解

  2. しっかりと資料から重要なポイントを読み取り抽出して箇条書きにする(正しい分析・考察)

  3. その箇条書きの点をつないで(根拠の明確化)線にし、洞察を加えて面にして議論を構築(意見の的確な表現)

  4. 設定された字数内に落とし込む(論理的文章の構成)

まず問1から。

ステップ1 設問を完全に理解する

問 今後、気温変化の上昇をできるだけ抑えるためには、エネルギー源をどのように求めればよいか。図3図4から読みとれること、図5図6から読みとれることをそれぞれ簡潔に述べ、炭素の循環、経済活動、持続可能性の三つの視点をふまえながら、あなたの考えを 400~440 字で書きなさい。

気温上昇を抑えるためのエネルギー源をどのように求めればいいか、と聞かれており、自由に書けと見えなくもないが、図5と図6から選択肢は

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