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同じ町内でも違うお雑煮


私の両親は、関東地方の同じ町内出身だけど、お雑煮が全く違う。

お正月に両親の実家には、それぞれの兄弟姉妹とその子供・・・私にとっての従姉妹達が一斉に集まるので、徒歩圏に実家がある我が家は、部屋と布団と人数の都合で二手に分かれて寝泊まり。


私は専ら母方の祖父母の家で過ごすことが多く、母の実家のお雑煮が、お年玉並みに楽しみで、当時かなり少食だったのに『おかわり』をするくらい大好きなお雑煮。


普通米で作った『しんこ餅』はのびなくて丸い。
お醤油ベースで、大根、人参、牛蒡、八頭、切り昆布、こんにゃくが入った具沢山。

人が多すぎて、起きた順に食べる方式で、
起きるのが遅いと、お雑煮が煮詰まって丸餅と八頭の見分けが付かなくなる。

もじもじしながらも
「八頭が食べたい」と、その頃の私としては驚きのリクエスト

の結果、『八頭』と思って齧ってみたら『丸餅』だったときのショック。
微笑ましい思い出。


父方のお雑煮は、お醤油ベースで小松菜と鶏肉の
四角いお餅の関東風。


自宅では父方のお雑煮と、東京に住んで知ったという、醤油ベースに三つ葉と鶏肉とナルトが入った四角いお餅のお雑煮。

徒歩3分の両親の実家でさえ、まるで違うお雑煮なのだから、地方どころか家単位なのでは?
と思ったりしています。

それでも、初めて味噌ベースと小豆雑煮を知ったときは衝撃を受けました。


美味しくいただくのが何よりです。

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