経済的な余裕と、こころの余裕は比例しているのか?
病院に勤務して、入院する患者さんのご家族と面談することが多い仕事をしています。
クレームを言う人、粗い言葉遣いをする人は、なんとなく経済的に余裕のない人が多いような印象があります。
身近な話から仕事の場面で感じたことを書いてみたいと思います。
買えない人が批判する
昨年くらいから、祭りのVIP席などの話題をよく耳にするようになりました。いいことだなぁと思う反面、高価格帯のものを設定すると、買わない人ほど批判するというのは時々耳にすること。
人って、自分が手が届かないものに対して、羨ましい、妬ましいって思うんですよね、きっと。
いつだったか、義母と話をしていた時に聞いた話。
81歳の義母がまだ若い頃、とはいっても40~50代くらいのことでしょうか。職場の同僚に、初夏にスイカを買って食べた話をしたら「初物(はつもの)だね、いいね!」ってうらやましがられたそうです。
その時に義母が思ったのは「買いたければ買えばいいのに。」
「人をうらやましがっているくらいなら、自分も買えばいいがに・・・」って、義母は私に話をしてくれました。確かに!!
まぁ、言う人の気持ちもわからなくはないですが、思うだけで口に出さなければいいのに、って思ったのは私の感想です。
義父が稼ぎのいい人だったので、当時の義母は羽振りが良かったんだと思います。あと、義母が子どもの頃に育った家が割と裕福な家だったようで、使いたい時は使えばいいみたいな、豪快な面もありましたね(苦笑)。
お金を使う感覚は性格的なところもあるような気がしますね。
そして、お金に余裕がないと、人がお金を使うことに対してネガティブな発言になってしまうんでしょうね。
あとは、田舎独特の横並び気質というか、他の人がお金もうけしていると陰口たたかれたり・・・。
地域性みたいなものを感じる時もありますね。
時代が変わってきていることを感じられるようになっているので、この地域性みたいなものもなくなっていくかもしれないですね。
病院でクレームを言う人
以前、勤めていた病院は総合病院でしたので、外来にもたくさんの人が来ていました。そうすると、時々窓口でクレームを言う人がいたんです。
クレームを言う人は、だいたい決まっていて、身なりもきちんとはしていない感じの人が多かったように思います。
病院なので、なんとなく患者さんの経済的な面がみえるので、経済的な面と受診時の態度って比例しているのかなぁって、思うことが多かったです。
入院すると、個室と大部屋があって、個室を希望する人は上品な人が多かった印象もあります。
以前勤めていた病院には、1日3万円の個室があったんですけれど、希望して入っている人と話したことがあって、その人は「お金がたくさんあって使い切れないから」って言っていました。
私も言ってみたい!(笑)
その方は、癌を患っていて、資産もあるけれど使いきれないという意味で言っていたようです。そして、看護師にもいつも「ありがとう」って感謝を伝えてくれる方でした。
もちろん、個室に入っている方でも横柄な人もいれば、大部屋にいる人でも上品な人はいます。あくまで、私の個人的に感じた傾向です。
話は少しずれますが、医者って裕福なはずなのに、横柄な人が多いのはなんでなんでしょうね・・・(笑)。
経済もこころも豊かでありたい
経済の余裕と心の余裕。
経済的に余裕があるから、こころの余裕があるのか。
こころの余裕があるから、経済的に余裕ができるのか。
これは私にはよくわかりませんが、こころの余裕は持っていたいなって思っています。
人にやさしく、感謝することを忘れない。
人を批判する、必要以上に妬むなど、そんなこころを持たないよう心がけたいなぁって思います。
今は、まだまだ経済的な余裕は持てていないけれど、まずはこころの余裕を持てるよう努力して、そして、経済的な余裕は、あとからついてくると信じたい(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?