静寂

なんとなく1日1日が過ぎていきます。
これといって楽しいこともなく、
これといって悲しいこともなく…。
「時」はもう、私を忘れたのでしょうか。
知らんぷりして私のそばを、
通り過ぎていきます。

ああ、誰かが私を呼ぶ。
胸のいたたまれなさを、
ひとつの声にしぼりあげて、
私の名を呼ぶ。
ああ、聞こえる、私の耳に。

しかし、それは幻。
ただの夢。
私の心はちっともわからぬ、
ただの精霊か。

1日1日がただ過ぎていくのを、
肌で感じてはいても、
それに息吹を与えることはできない。
うつろな目を空に向けても、
鉛色の空は、何も言ってくれません。

何か言ってちょうだい。
誰か私をなぐさめてちょうだい。
このままでいると…。
私は、もう、死んでしまいそう。
誰か…。          (15才)

※昔のノートに鉛筆で書かれた文字を、そのままパソコンに打ち込むだけだから、今さらどうってことないと思って始めた事なのに、やはり今日も気恥ずかしくてたまらない。稚拙さに赤面するし、つい、添削もしたくなる。
才能がないのがはっきりわかるなぁとも思う。でも、恥ずかしくない10代なんて、ないのかもしれないとも思う。

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