高2生は「もう受験生」／大学受験のリアル
「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。
本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。
■現実、の話をします。
私にしては珍しく「大学受験の勝ち方」の話をします。
「第一志望現役合格」
聞こえはよいですが、現実は決して甘くありません。
一般的には
「高校３年生の10月」模試で第一志望に書いた大学に、実際に合格する生徒は約20%前後と言われます。5人に1人です。
今まで大学受験業界に10年ほど関わっていますが、確かに「大きく間違ってはいない数字」だと感じます。（わたしの周りの生徒でも、正直なところ第一志望現役合格は30%強いった感じです。）
■いつ「本気の受験勉強」をはじめるか？
「第一志望校」に「現役合格」できるかを決める最大の要因は、「いつ本気の受験生になるか？」です。「学力」より、「開始時期」が大切です。
これが大学受験のリアルです。
そして、
「その時期はいつなのか？」
私が感じるベストタイミングは
「高2の9～11月」です。
たとえば
・志望校の難易度
・自分と志望校との距離感
・今の学力状況
などにより変動はありますが、
「高2の秋に受験生に変われるか？」
が受験本番の結果に大きく関わります。
ただ、
「そうなのか！では、今日から受験生になろう！」
「そうなのね！では、自分の子供に受験生になってもらわないと！」
で、高校2年生が簡単に「変われない」のも事実です。
■「気合」ではなく「事実」
毎年、9月～10月にかけて高校2年生と話すことがあります。
それは、
①現時点で志望予定のある大学／学部をリスト化
②それぞれの偏差値・受験科目・受験方式をリスト化
③科目ごとの構成比を出し「いつどれくらいの得点が必要か？」を数値化
④受験本番までに「何週間あるか？」をカレンダー化
⑤科目ごとに「いつまでに何がどれくらいまで終わるべき？」をリスト化
これらをA３用紙一枚にまとめ
「合格ロードマップ」と呼びます。
これをもとに、
生徒としっかり受験本番までの話をします。
結果、
生徒自身が「自分の人生」や「やりたいこと」に本気であればあるほど、
「行動」が変わりはじめます。
そして、
「受験生」としての心のスイッチが入ります。
※もちろん、変わらない生徒もいます。その場合は「受験する意味」から捉えなおしたり、本人が「できる」と思うところからはじめてみたり。その生徒に継続的に関わり合いながらその「原因」を探す旅になります。
私は、
「事実」と「データ」で示す。
その上で、そっと生徒の「心」を後押しする。
そんな関わり方をできるようになりたいです。
一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回！
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