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備忘録的な紐付け知識学 ~三日坊主頑張る編~ しょの57

 私は小さい頃は蜂蜜が苦手でした。砂糖とは違ったくどい甘さが苦手で寄せ付けなかったです。 今は何故か常時一本あって、なんなら2週間に一本のペースで消費します。トーストに付けたり、小さい頃とは逆に砂糖のくどさを嫌って蜂蜜で甘味を付けたりします。
 蜂蜜の効能は、疲労回復、風邪の予防、美容、傷の治りを速くする(塗り薬として)、記憶力アップ、保湿、抗菌、血糖値の安定等書ききれないくらい良い事があります。

 蜂蜜を摂ってはいけないのは、糖尿病の人です。血糖値が上昇する恐れがあります。
それと、一歳未満の乳児です。あにめ「薬屋のひとりごと」を見るまで知らなかったと言う人が意外と多くいました。私もそうです。全然知りませんでした。
乳児に蜂蜜を与えると、乳児ボツリヌス症を発症する危険性があります。
大人の腸内環境は様々な腸内細菌がいて強健で、大抵はボツリヌス菌が増殖しようとしても他の腸内細菌との競争に負けて抑えられるそうですが、乳児は、まだ腸内の環境が未発達でボツリヌス菌が付着しやすく、付着した菌が毒素を出して乳児に重大な影響を与えるそうです。死の危険もあります。
症状としては、何日も便秘が続く、首の座りが悪くなる、泣き声が弱くなる、筋力の低下、脱力状態、顔面の無表情化等が挙げられます。
お子様がそんな状態に見受けられるなら直ぐにお医者さんに行ってください。違ってても良いです。取り越し苦労でも良いです。お医者さんに行ってください。
また、ボツリヌス菌は熱に強いので、加熱した蜂蜜でも症状が出ます。
兎に角一歳未満のお子様には蜂蜜を与えないでくださいね。
一歳以上は離乳食も進み大人と変わらない腸内環境になりつつあるので大丈夫だそうですが、この文章を書くものとしては、二歳になるまでお勧めはしません。何かあったら大変ですし。

 タバコ、まぁニコチンですが、コロンブスが新大陸から持ち帰ってヨーロッパに広まったそうです。
消炎、止血、座薬として用いられ、万能薬として歯磨きにも推奨されたそうです。
フランスのジャン・ニコと言う人が、王妃の頭痛をピタリと直したことで「ニコの薬」として評判になり、タバコの語源やニコチンの語源にもなっているそうです。
ニコチンを摂取すると快楽成分が増幅されるそうで、それで痛みが和らぐんだと思われますが、ニコチンの厄介なところはその快楽成分の増加が徐々に薄れていき、快楽を味わうためにさらに多くのニコチンを摂取するようになる事、言わば中毒の状態です、そうなる危険性があると言う事です。
タバコを吸うと薬の効き目が弱くなるのは、タバコに含まれる何千種と言う化学物質の中に薬の分解を早める物質があって、その物質が薬を速く分解するために効き目が弱くなるそうです。
でもタバコって全く役に立たないかと言うとそうでもなくて、タバコがどうしてニコチンを作るかと言うと虫除けの為に作るらしくて、吸殻を水に浸したものを植物に吹きかけてやると、アブラムシ等がいなくなるそうです。
とは言ってもニコチンなので、生物に有害なのでお勧めはしません。
害虫だけに効く様に改良されたニコチン入りの薬を作った事があるようですが、今度はミツバチ群が集団行動から解き放されて消失する現象が起こったそうです。
どうにかニコチンの良いところをズバッと言いたいんですけど、どうしても
「ニコチンはこんな良いこともあるよ。でもそれにはね⋯」の「それには」が付いてきてしまいます。
怖いですね。

そんな無理しなくて良いですよ。