電験2種2次試験の本番実況中継(令和5年度)
令和5年度の電験2種2次試験に合格したので、その本番の様子を少し書きます。
R5.11.12
朝7時に起きて、電車で八王子にある東京工科大学に向かいました。
電車に1時間半くらい乗って電車内でも問題集を開いて最後の追い込みをし試験に臨みました。
電力管理(10:00〜12:00)(6問中4問選択)(120点満点)
問題をざっと読んで問2の多導体の問題を解き、問5の中性点接地の問題を解きました。
2問とも論説ですぐ終わり時間の節約になりました。
あとは問4の電圧降下の計算と問6の周波数特性の問題を行ったり来たりしました。
以下に各問の予想得点と感想を記します。
問1:未選択
水力発電の論説問題。
まさかの水力でした。
水力の論説は勉強しておらず手は出せませんでした。
でも最近の過去問とほぼ同じ問題でした。
問2:1~3割
多導体に関する論説問題。
結構できたと思ったらリアクタンス成分と書くところをリアクトル成分という存在しない日本語で配点の半分回答してしまい大ゴケ。
キーワード送配電問題13類題(初版)
問3:未選択
等面積法の計算問題。
文章も長く計算量も多そうで選択はしませんでした。
等面積法は令和になってたまにみるので勉強はしといた方が良さそう。
問4:8~10割
送電の電圧降下の計算問題。
とっつきやすそうですが慎重に問題文を読みつつ、解答を書いては消してを繰り返して納得のいく答えにたどり着く。
戦術でやった近似式をそのまま使える問題で多分ほぼ満点。
戦術をやっておいてよかった。
戦術送電問題4類題
問5:8〜10割
中性点接地の論説問題。
完全攻略でほぼ同じ問題をやりました。
よくできました。
完全攻略電力問題47類題
問6:6~7割
周波数特性の論説計算問題。
電験三種の知識を思い出し(1)の標準周波数を答えられました。
キーワードで覚えるをやっていたので(2)a)のAFCを答えられました。
b)ガバナフリーの論説はうまく答えられず半分くらいは部分点もらえたかもというでき。
(3)のリレーの問題は全くわからず。
(4)の周波数特性の計算問題も戦術で出た内容と似ていて全部答えられました。
戦術施設管理問題8類題
電力管理の手応えは悪くなかったので午後を乗り切れば合格できると思いました。
一喜一憂しないようにスマホの電源は切ってSNS等は見ないようにしました。
機械制御(13:20〜14:20)(4問中2問選択)(60点満点)
問1:6割~6.5割
同期機の計算問題。
制御が解けそうもないのであまり好きではない同期機ですがやむを得ず選択。
(1)から(4)の途中まではできました。
しかし単位法で答える問題なので答えを見てもピンとこず、本当に合っているのか試験中気がかりでした。
(5)はわからず。
試験終了10分前に見直しをして、(1)で計算ミスで間違えていることに気づき急いで修正。
チャイムが鳴ってる最中も直しましたが、なんとか駆け込みで修正できました。
わからない問題に時間をかけるより終了10分前になったらの見直しはとても大切だと改めて実感。
完全攻略機械問題25類題?
問2:7割~8割
変圧器のV結線の問題。
前日に忘れかけていたV結線を復習したら出題されました。運にも恵まれました。
(6)以外は全部できていました。
過去問を簡単にした出題。
完全攻略機械問題49類題
問3:未選択
パワエレの問題。
パワエレは勉強していませんでした。
問4:未選択
制御の問題。
毎年出ているブロック線図じゃなかったので選択しませんでした。
標準解答を読むとそういうことかと思えましたが試験本番の時間内には解法を思いつかなかったと思います。
類題なし
上記の得点率を合わせると電力管理、機械制御の合計:5.8割~7.1割
家に帰りこれは受かったなと思ったところ、電力管理の問2の多導体の問題でやらかしていることに気付き、上記のような採点になったので合格発表まで気が気でなかったですが合格していて喜びもひとしおでした。
令和5年の合格点は102点以上(合格得点率は56.7%以上、60%が例年は合格基準だが得点調整が入った。)
合格率17.7%でした。