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5年生の12月

息子が行っている小学校は、クラスの7から8割が中学受験する。3年生の2月になると息子が仲良くしている子たちも当然のように塾に行きだした。そして、息子も4年生くらいから、「塾に行きたい」と言い出した。4年生になると学童にもほぼ行かなくなるなか、平日、学校から帰ってきた後に一緒に遊べる子が減ってきているらしい。
が、親の私がいまいち踏み切れず。
通塾始めたら中学受験の大波に飲み込まれてしまう感じがして、とりあえず、Z会の中学受験コースを続けられたら考えよう、ということにしていた。我ながら、これはとてもいい方法だったと思う。
そもそも勉強に向いている子と向いていない子がいる、と私は感じている。走るのが遅いのは、遺伝だとか、自分はスポーツ苦手だから、って受け入れる人が多いのに、勉強だけは、なぜか、全員「やればできる」はず、という扱いになっていて当然のように"みんな"塾に通うのはとても不思議だった。

息子の場合、5年生の途中までは手厚いサポートなしでもZ会を続けられており、添削問題もほぼ提出できていたので、まあ向いてるほうなのかな、と判断していた。私が主にやったことは、「今月分やった?」「スケジュール通り進んでる?」という声かけと、返って来た添削結果を一緒に見て、何を理解してなかったか週末に一緒に復習することくらい。4年生まではこれでけっこううまく回ってた。
ちなみに、Z会の中学受験コースは3年生の4月から始まる。通信教育で塾のように手厚い指導はできないので、早めにスタートする方式、と説明があった。最初から国語、算数、理科、社会の4教科で、3年生では毎日40分取り組めばスケジュール通りに進み、添削問題が提出できる。

ただ、5年生になると、理科と社会の知識レベルが変わって、そもそも覚えてないとどうにもならない問題が増えてくる。1回授業を聞いて理解するだけではだめで、何回か繰り返して覚える、という学習の仕組みが必要になってくる。教材自体はとても良くできているので、ビデオ授業を一緒に聞いて、覚えてないことを適宜確認して、再度記憶させる、ということをサポートできれば、Z会だけでもそれなりの成果につながったと思う。ただ、、、共働きフルタイム勤務で、さらに下の子もいるうちの家庭では当然のように無理だった。こんな、まったく回らないサイクルのなか、出せない添削問題がどんどん増えていった。5年生の夏くらいの時点でマズイことには気が付いていたが、夏休みの間は午前中の時間をうまく使ってなんとか乗り切れた。が、秋くらいになると一人でこなすのは完全に無理な状況だった。そんな中で息子に再度、中学受験をしたいのか確認すると、中学受験をしたい、近所の公立以外の学校に行きたい、勉強をがんばりたい、というので、通塾という選択肢にいたった。

で、塾をいくつか調べてみたんだけど、そもそもこんな時期に喜んで生徒を受け入れてくれる塾がとても少ないことに気が付く。。もちろん、成績がとてもいい子なら別なんだろうけど。そもそも電話がなかなかつながらず、やっとつながったと思ったら、「空きが出たら連絡します」というような姿勢の塾もあり。なので、すぐに日程をくれた某大手塾にまずは入塾テストを受けに行った。これが、5年生の12月。

入塾テスト(と言っても、たぶん授業料払ってくれる人増やすためのほぼ全入テストだと思われる)は無事に通過し、いつから通塾するかという話に進む。ここで我が家ののんびりぶりがバレてしまう。
冬休みはすでに予約した2週間の旅行と帰省があるため、行けない。。。
1月初めは私の出張があるため、行けない。。。
ということで、せっかく「これから頑張りましょう!」と熱く仰ってくれた先生にちょっと呆れられながらも、ほぼ受験1年前の1月の半ばから通塾スタートすることになった。

通塾を始めて一番大変だったのは、生活サイクルが変わったこと。今までほぼ毎日21時に寝て早起きしてた生活だったのに、息子が返ってくるのは21時過ぎ。その後ごはんを食べて、ちょっと宿題して、となると寝るのが遅くなる。私にとってはそれに慣れるまでが一番きつかった。5年生までスポーツの習い事を続けていたからか、息子はわりと平気そうだった。
特に最初は、勉強サイクルを作ってあげなきゃ、と思っていたので、塾から帰ったら、息子のリュックの中身を見て宿題を確認し、必要なページのコピーをしてあげたり、丸つけもほぼやってあげた。まずは、宿題を普通にやって、普通に授業についていけるようになるところまでサポートしてあげよう、と思って取り組んだ。

で、1月末にあった組分けテストの結果がこれ。うん、入塾テストの結果とほぼ同じでした。

国語 50, 算数 45, 理科45, 社会 38, 4教科 44




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